カリキュラム

CURRICULUM

「ケア×アート」を様々な角度から考察し、実践する講義&実習を開講します。
必修科目2科目(50%以上の出席)、選択科目、DOOR特講、eアーカイブラーニングを
組み合わせて履修します。

必修科目

ダイバーシティ実践論

生きづらさを抱える当事者や、当事者と関わりながら活動を行っている実践者・表現者との対話や、現代の福祉をより広い視点で捉え直す様々な領域の専門家を講師に迎えて、オムニバス形式の講義を行います。これからの社会で創造されるべき共生社会を考察し、実践につながる思考を編んでいくことを目指します。

ケア原論

福祉の歴史やケアの基礎的な考えを知り、わたしたちを取り巻く環境が抱える問題について理解を深めます。また、ケア・アートの両領域における創造的な取り組みを参照することで、現代のケアとアートの接点について考えます。アートを介し福祉をより多角的な視点で捉えてゆくことを目的としています。

新着リポート

講義のリポートを随時更新しています
2024年1月15日

ダイバーシティ実践論13「ヤギを育ててアートになるのか?」

小沢剛/日比野克彦 (美術家・東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授/東京藝術大学⻑)

選択科目Ⅰ

プログラム実践演習

多様な人々がともに過ごす場をつくることを目指し、作品・ワークショップ等の制作や実践を行います。また、社会の中で見過ごされがちな事象に目を向けてきたアーティストの眼差しに触れ、学びを深めます。

ケア実践場面分析演習

実際の福祉の現場へ足を運びグループワークなどで共働しながら、ケアの現場をより社会に開かれた場とする方法を考察します。福祉の現場に、自らの活動を作り出すための実習です。

ドキュメンタリー映像演習

映像制作・ドキュメンタリー技法を基礎から学び、テーマに沿ってグループで映像制作を行います。制作プロセスを介し、映像のリテラシーや多様な人々との関わり方、振る舞い方をとらえることを目指します。

ARTs×SDGsプラクティス

「SDGsとアート」をテーマに扱う授業です。SDGsが掲げる持続可能な社会を実現する上での課題を見つけ出し、創造的な解決策をアートの可能性を交えながら思考します。SDGsをより多角的に、より深く知るために、様々な活動をしている実践者を講師に招き、共に考えます。

ケア×ソーシャリー・エンゲイジド・アート実践論

地域社会や住民とともに制作や活動を実施するソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)の実践者をゲストとして招き、事例を掘り下げながら、SEAに必要な思考や手法を身につけ、福祉施設や地域におけるアートを介したコミュニケーションについて探求します。(写真:画材循環プロジェクト「巡り堂」)

選択科目Ⅱ

人間形成学総論

人間の性質や能力を育て形成する「教育」について考えます。具体的には、現代社会の教育と学びの問題から出発して、人間形成の基本原理について学び、さいごには一生涯を通じた学びの基礎的理解を身につけます。

アートプロジェクト実践論

昨今、全国各地で様々なアートプロジェクトが展開されていますが、今後アートプロジェクトはどの様な方向性を持って進んでゆくべきかという問いについて、実践的立場から検証と考察を行うことを目的とします。

DOOR e アーカイブラーニング

インターネットを利用した学習システム。授業の連絡や受講生同士の情報交換、過去の講義映像の視聴など、日々の学習を支援します。タブレットや、スマートフォンにも対応。自宅や移動中などに学習が可能です。

講師:久保田翠(認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ理事長)、広井良典(京都大学こころの未来研究センター教授)、森 合音(四国こどもとおとなの医療センターアートディレクター)ほか

時間数:約70時間