Diversity on the Arts Projectとは

ABOUT PROJECT

Diversity on the Arts Project (通称:DOOR)では「アート×福祉」をテーマに「多様な人々が共生できる社会」を支える人材を育成するプロジェクトです。 講師として、現代の社会に生きづらさを感じている当事者、社会と関わりを持ち表現を行うアーティスト、現代の福祉をより広い視点で捉え直す多様な分野の専門家を迎えます。アートと福祉が滲みあうフィールドをお互いの作用において拡張しながら、体系的かつユニークなカリキュラムを展開していきます。 私たちが暮らす社会は、多様性に満ちています。ひとりひとりの多様な「あり方」の違いを超えて、人と人が丁寧に出会うことで生まれるクリエイティブな視点や振る舞いが、社会に積み重なっていくこと、そして、DOORで学んだひとりひとりが、より多様性のある社会を創出し、また、社会に潜在する共生社会の種を見出していくことを期待しています。

履修証明制度について

文部科学省が推奨する、社会人とその大学に在学する学生を対象として大学が体系だった学習プログラムを提供する仕組み。60時間の受講で履修証明書を取得できます。

履修の流れ

履修者募集

社会人&東京藝術大学学生

毎年12月半ばに告知
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講義

「アート×福祉」をテーマに東京藝大や福祉施設、地域などで多様性を学ぶ。

1年間(4月〜翌年3月)
福祉施設にてワークショップ
東京藝大で座学授業 介護の哲学やワークショップのつくり方を学ぶ
東京藝大が外部プロジェクトなどと行う社会連携講座も選択可
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修了

60時間出席で履修証明を取得

3月 修了式
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DOORプロジェクト修了後の活動イメージ

artist
様々なアートプロジェクトを担うスタッフやアーティストとして活動を行う
care
DOORプロジェクトで得た知識や経験を活かしながら、社会福祉施設などの職員として働く
social
芸術を介して多様な人々が共生できる社会環境を創造する活動を展開する
(C)Ryohei Tomita

日比野さんからのメッセージ

社会の中における芸術の役割って何なのだろうか?
芸術に役割というものがあるのだろうか?
芸術は役に立つものなのだろうか?
役に立つとはどういうことなのだろうか?
役に立たないといけないのだろうか?
個人としての芸術とは何なのだろうか?
社会としての芸術とは何なのだろうか?
私たちの生きている現代社会は今どうなっているのだろうか?
その中で芸術は今どうしているのだろうか?
私というひとりの人
他者というひとりの人
同じ社会の中で生きているひとりひとりの他者と私の間には
何があるのだろうか?
そこに芸術があるのだろうか?
東京藝術大学長
日比野 克彦