信州大学医学部卒、東京医科大学大学院修了。
麻酔科、小児科を経て、在宅医療を中心とした「たかせクリニック」を開業。高齢者医療、認知症のスペシャリストとして厚労省医薬品適正使用事業他委員を務めている。
関東学院大学社会連携センター × DOOR to DOOR
当事者との対話 ―ダイバーシティ実践論―
第2回:1月11日(土)
講師:
髙瀬 義昌(医療法人社団至髙会 たかせクリニック 理事長)/道祖尾 綾乃(ソフィア訪問看護ステーション雪谷 管理者)
第2回はたかせクリニック理事長の髙瀬 義昌医師と、ソフィア訪問看護ステーション雪谷の道祖尾 綾乃さんにご登壇頂いた。
高齢者の在宅医療を行う髙瀬医師は、高齢者の認知症数と一人暮らしの高齢者世帯数が増加する中、独居認知症の増加を社会全体の問題として考えていく必要があると語る。
そして独居認知症の方の安全と安心を確保することと共に、どの段階で施設入居の判断を行うかの線引きもまた重要であるという。
高齢者の在宅医療において、ともに過ごした家族が認知症になった場合のあり方について、
道祖尾さんは「一番の安心は誰かがそばにいて話を聞いてもらえること。
本人が訴えたいことや話したいことがあっても、病院の診察時間内に収まらない場合がある。
たとえ解決できなくても何が悩みか傾聴することは安心感に繋がる。これは専門家だけでなく家族にもできること」と語り、
髙瀬先生からは「専門知識やアプローチのスキルを持った医師や看護師とコラボレーションすることで、認知症を見守る最小単位である家族がコミュニケーションを学び、進化するプロセスとしてこの状況を理解してはどうか」と提言があった。
高齢者の在宅医療を行う髙瀬医師は、高齢者の認知症数と一人暮らしの高齢者世帯数が増加する中、独居認知症の増加を社会全体の問題として考えていく必要があると語る。
そして独居認知症の方の安全と安心を確保することと共に、どの段階で施設入居の判断を行うかの線引きもまた重要であるという。
高齢者の在宅医療において、ともに過ごした家族が認知症になった場合のあり方について、
道祖尾さんは「一番の安心は誰かがそばにいて話を聞いてもらえること。
本人が訴えたいことや話したいことがあっても、病院の診察時間内に収まらない場合がある。
たとえ解決できなくても何が悩みか傾聴することは安心感に繋がる。これは専門家だけでなく家族にもできること」と語り、
髙瀬先生からは「専門知識やアプローチのスキルを持った医師や看護師とコラボレーションすることで、認知症を見守る最小単位である家族がコミュニケーションを学び、進化するプロセスとしてこの状況を理解してはどうか」と提言があった。
講師プロフィール
医療法人社団至髙会 たかせクリニック 理事長
髙瀬 義昌
ソフィア訪問看護ステーション雪谷 管理者
道祖尾 綾乃
京都保健衛生専門学校卒業。OP室、救急、ICUの急性期を経験し在宅医療支援診療所統括や訪問看護ステーション管理者となる。現在、訪問看護ステーションの管理者の傍ら他職種へ在宅ケアの講演をしている。