2003年から東京の公園のブルーテント村に住み始め、同じテント村住人と一緒に物々交換カフェ・エノアールを開いている。2007年にホームレスの女性たちのグループ「ノラ」を発足。国内外で、反ジェントリフィケーション、フェミニズム、反オリンピックの活動を行っている。
横浜国立大学 × DOOR to DOOR
コンタクト:惑星のなかのこの身体 ―現代芸術論―
第5回:12月10日(火)13:00-14:30
講師:
いちむらみさこ(ノラ)
第5回はノラのいちむらみさこさんにご登壇頂いた。
2003年から公園に住み始めたいちむらさんは「エノアール」という、絵を描きお茶を飲みながら物や情報を交換できる場を作っている。
家を出た女性たちが公共の場でどう生きるのか同じ立場に立って考えたいとノラの活動を始め、彼女たちの決して楽ではない生活を比喩として表現した布ナプキンを共に製作している。
野宿者の住んでいるトンネルに壁画を描くなど、綺麗なまちづくりのための排除にアートが使われることに懸念を抱く。
公園跡地の工事現場のフェンスに描かれた、街が掲げる「ダイバーシティ」の巨大アートの中に野宿者が含まれることは決してない。
公園に設置された座れないベンチは、寄付によって成り立っている。野宿者にとっては「誰かが私たちを排除するために寄付をした」ように見えるという。
野宿者がいなくなることはないため、今後もシステムの中で生きられない人々同士が繋がり、助け合い、無限のイメージや工夫をしながら生き延びていくと語った。
2003年から公園に住み始めたいちむらさんは「エノアール」という、絵を描きお茶を飲みながら物や情報を交換できる場を作っている。
家を出た女性たちが公共の場でどう生きるのか同じ立場に立って考えたいとノラの活動を始め、彼女たちの決して楽ではない生活を比喩として表現した布ナプキンを共に製作している。
野宿者の住んでいるトンネルに壁画を描くなど、綺麗なまちづくりのための排除にアートが使われることに懸念を抱く。
公園跡地の工事現場のフェンスに描かれた、街が掲げる「ダイバーシティ」の巨大アートの中に野宿者が含まれることは決してない。
公園に設置された座れないベンチは、寄付によって成り立っている。野宿者にとっては「誰かが私たちを排除するために寄付をした」ように見えるという。
野宿者がいなくなることはないため、今後もシステムの中で生きられない人々同士が繋がり、助け合い、無限のイメージや工夫をしながら生き延びていくと語った。
講師プロフィール
ノラ