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2022
7/3

ドキュメンタリー映像演習④フィールドワーク「水をめぐる旅」

講師: 森内康博(映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表)
第4回目の授業は浦安の街でのフィールドワーク。受講生同士がリアルで初めて出会うだけでなく、浦安の街と出会う最初の機会でもあります。
フィールドワークは「水をめぐる旅」がテーマです。水にまつわるものを探し、3人のグループで浦安の街を旅します。
その旅の記録を「写ルンです(カメラ)」と「レコーダー(サウンド)」と「地図(ディレクション)」に記録していきます。そして、旅で出会った人に声をかけること。1名以上の人に撮影・インタビューを行います。

[役割]
カメラ
・「写ルンです」は27枚全部撮ること。
・最初の一枚は「クルーの集合写真」
・最後の一枚は「旅のタイトル」:チョークで道路や壁などに描き、撮影する
・人を必ず一枚は撮影しインタビューを行う。
サウンド
・一枚の写真につき20秒以内でディレクターの声を録音する。最初に住所を言う
・インタビューは時間を制限しないが、30秒以内に編集すること
ディレクター(マップ・記録)
・撮影する場所を決める。
・撮影場所を選んだ理由を話す。街の人にインタビューする。
・街の人を撮影する際に同意をいただく。
・撮影を行った住所を記録する。レコーダーに表示される「タイトル」を記録する。


*旅の中で役割を交換すること。

[旅するエリア]
7つのグループに分かれ、それぞれ猫実、堀江、北栄の3つの地域を旅する。
移動自由のグループも一つあります。

この「カメラ」「サウンド」「マップ」という3つの役割は映像制作を行う上での基本的な役割と対応しており、本格的な撮影を行う前のウォーミングアップともなりました。

このあと受講生はグループごとに、撮影した写真をつなげ、対応する音声を編集し、次回の授業で上映します。

講師プロフィール

映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表

森内康博

1985年生まれ。映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表。
らくだスタジオプロデュースによるドキュメンタリー映画の制作や、CM・PV・アートプロジェクトの記録映像、また大学研究機関との映像アーカイブに携わる。

戦没画学生慰霊美術館「無言館」を題材としたドキュメンタリー映画『二十歳の無言館』(2016年)監督
東京都美術館 企画展「BENTO おべんとう展―食べる・集う・つながるデザイン」にて映像インスタレーション『Making of BENTO』(2018年)展示
電動車椅子サッカードキュメンタリー映画「蹴る」(2018年)プロデューサー
旧神奈川県立近代美術館 鎌倉の改修工事の記録「再生される白い建物ー 改修工事の軌跡 2017-2019」(2019年)監督
藤沢市湘南台文化センターこども館30周年記念事業 市民映像制作「SFショートムービー(プラネタリウム上映)」(2019年)企画、監修