1985年生まれ。映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表。
らくだスタジオプロデュースによるドキュメンタリー映画の制作や、CM・PV・アートプロジェクトの記録映像、また大学研究機関との映像アーカイブに携わる。
戦没画学生慰霊美術館「無言館」を題材としたドキュメンタリー映画『二十歳の無言館』(2016年)監督
東京都美術館 企画展「BENTO おべんとう展―食べる・集う・つながるデザイン」にて映像インスタレーション『Making of BENTO』(2018年)展示
電動車椅子サッカードキュメンタリー映画「蹴る」(2018年)プロデューサー
旧神奈川県立近代美術館 鎌倉の改修工事の記録「再生される白い建物ー 改修工事の軌跡 2017-2019」(2019年)監督
藤沢市湘南台文化センターこども館30周年記念事業 市民映像制作「SFショートムービー(プラネタリウム上映)」(2019年)企画、監修
- 選択科目
- ドキュメンタリー映像演習
2022
6/5他
ドキュメンタリー映像演習②③ 「映像基礎知識」
講師:
森内康博(映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表)
第2回、第3回の講義は映像制作に向けオンラインでの講義を行いました。
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第2回目は、映像の基礎知識と浦安の街で行うフィールドワークについて説明しました。
映像の基礎知識:
映像の構図について、サイレント映画を題材として映像の時間や空間の分析を行いました。
映像の構図について、サイレント映画を題材として映像の時間や空間の分析を行いました。
フィールドワーク:
社会人と藝大生の3人グループで行い、浦安の街で「水」にまつわるものを探し、旅の様子をインスタントカメラ(目)とレコーダー(耳)と地図(足どり)で記録していきます。フィールドワークを行う上で必要なのは、自分の目でじっと観察する観察力と、「これは、もしかしたら、、かもしれない」という妄想力。分からないことがあってもスマートフォンなどでその場で調べるのではなく、身体で観察したものや妄想したことを大切にしてほしいと話します。
社会人と藝大生の3人グループで行い、浦安の街で「水」にまつわるものを探し、旅の様子をインスタントカメラ(目)とレコーダー(耳)と地図(足どり)で記録していきます。フィールドワークを行う上で必要なのは、自分の目でじっと観察する観察力と、「これは、もしかしたら、、かもしれない」という妄想力。分からないことがあってもスマートフォンなどでその場で調べるのではなく、身体で観察したものや妄想したことを大切にしてほしいと話します。
授業には日比野さんも登場しました。フィールドワークに向かう受講生に、その土地の歴史や人、気候や風土などの特性に気づき、自分が住んでいる街と比較することでその土地らしさが見えてくるのではないか。浦安に何度か足を運ぶことで、街の表面だけではなく人一人一人の個性などにも出会えるのでは、とアドバイスをくださいました。
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第3回目の講義はカメラワークと、取材の際のカメラやインタビュアーの立ち位置についての説明に関連させ、撮影の心構えやフィールドでの振る舞い方を主なテーマに講義を行いました。
具体的にフィールドワークで浦安の人々と出会ったときのことを描きながら話を進めていきます。
森内さんは「取材をする相手へ伝えなければならないことはなにか」と受講生に問いかけながら、自分は何者か、何を目的として映像を作るのか、いつ・どのような場所で公開するのかなどはもちろんのこと、今後もっとお話を聞きたい時の出会い方について、導き出していきます。
「カメラをむけることは銃口むけることと同じということを心に留めながらフィールドワークに臨んでほしい」と授業を締めくくりました。
次回の授業では実際に浦安の街に出てフィールドワークを行い、「水」にまつわるショートフィルムを制作します。
講師プロフィール
映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表