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2022
7/30

アートプロジェクト実践論

講師: 奥山理子(みずのき美術館キュレーター、HAPS「Social Work / Art Conference」ディレクター)
今年も京都にある「みずのき美術館」キュレーターの奥山理子先生を講師に迎え、オンラインで4日間の集中講義を実施しました。
そもそもアートプロジェクトとは何なのか、その成り立ちや現在各地で行われている取り組みを知り、グループディスカッションを含めながら学びを深めていきました。授業内では映像視聴なども交えながら、3日目にはゲスト講師を迎え、みずのき美術館から配信を行いました。
授業は以下の流れで実施しました。

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(1)7月30日(土)10:00-16:00
導入「アートプロジェクトってなんだろう」
音声・映像視聴:Tokyo Art Research Lab、秋田市文化創造館など
意見交換「初回授業から見えてきた輪郭」

(2)8月6日(土)10:00-16:00
テーマ:「アートプロジェクトをより深く探求してみよう」
話題提供「福祉施設とアートプロジェクト」
話題提供とグループワーク「アートプロジェクトの「協働」が孕む問題、課題」
レポート課題「アートプロジェクトの事例調査」

(3)8月21日(日)10:00-16:00
午前:みずのき美術館ギャラリーツアー
午後:対談「音楽家と語るアートプロジェクト」ゲスト講師:大友良英(音楽家)

(4)8月27日(土)10:00-16:00
課題発表「アートプロジェクトの事例調査」
話題提供「相談窓口」でアートを支える-Social Work / Art Conference
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4日間の授業を通して、アートプロジェクトを実施するにあたっての必要な要素、問題や課題など、実践に必要なことを多角的に学べる有意義な時間となりました。

講師プロフィール

みずのき美術館キュレーター、HAPS「Social Work / Art Conference」ディレクター

奥山理子

1986年、京都生まれ。母が、絵画活動で注目された社会福祉法人松花苑みずのきの施設長に就任したことに伴い、12歳より休日をみずのきで過ごす。2007年以降の法人主催のアートプロジェクトや、農園活動にボランティアで従事した後、2012年、みずのき美術館の立ち上げに携わり、以降企画運営を担う。2万点を越える所蔵作品のアーカイブ、アール・ブリュットの考察、社会的支援を必要とする人たちとのアートプロジェクトなど、企画は多岐に渡る。アーツカウンシル東京「TURN」コーディネーター(2015-2018)、東京藝術大学特任研究員(2018)を経て、2019年より、HAPSの「文化芸術による共生社会実現に向けた基盤づくり事業」に参画し、2020年、相談事業「Social Work / Art Conference」ディレクターに就任。東京藝術大学Diversity on the Arts Project非常勤講師。京都芸術大学大学非常勤講師。