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- 色彩学
2021
9/28他
色彩学
講師:
日比野克彦(東京藝術大学 美術学部長)
夏の集中講義「色彩学」は先端芸術表現科の科目であり、多くの藝大生とともに学びます。昨年度に引き続き、今年はオンラインでの開講でした。
この授業の担当はDOORディレクターである日比野先生。
「色は個人個人によって認識が異なっています。概念化された色彩学ではなく、色を表現の手段として使う私たちに必要なのは独自の色彩に対する意識を持つということです。一般的な色彩学ではなく、自分の色彩学を創り出すことが表現者として大切なことであると考えます。」という講義概要からどんな授業になるのかワクワクさせられます。
授業は3日間連続朝から晩まで行われ、日比野先生より色彩に関する100の指令が課せられます。受講者は指令に応じて、普段は当たり前のように目にしている様々な色を自分なりに捉え、色や形、言葉にしていきました。
たとえば、「自分の爪をスケッチしよう。色の特徴を言葉にしてみよう。」「まぶたの裏の色を見てみよう。報告書を書いてみよう。」などの指令では、普段意識もしていないような色感覚を呼び起こします。
「夢の中で色を探そう。できたかどうか報告書を作成してみよう。」こちらは、宿題の一例。夢の中ですら、色彩を考えさせられます。
指令に応えるうちに、自分は色をどのように知覚しているのかということに気づかされ、徐々に、色への意識の幅が広がっていきます。
100本ノックのように次々と繰り出される多様な指令。自分や世界と向き合い、色を感じ考え、表現しつづける3日間でした。
色彩学
担当教員:日比野克彦
開講日:2021年9月28日、29日、30日
*写真は受講生の作品です。
この授業の担当はDOORディレクターである日比野先生。
「色は個人個人によって認識が異なっています。概念化された色彩学ではなく、色を表現の手段として使う私たちに必要なのは独自の色彩に対する意識を持つということです。一般的な色彩学ではなく、自分の色彩学を創り出すことが表現者として大切なことであると考えます。」という講義概要からどんな授業になるのかワクワクさせられます。
授業は3日間連続朝から晩まで行われ、日比野先生より色彩に関する100の指令が課せられます。受講者は指令に応じて、普段は当たり前のように目にしている様々な色を自分なりに捉え、色や形、言葉にしていきました。
たとえば、「自分の爪をスケッチしよう。色の特徴を言葉にしてみよう。」「まぶたの裏の色を見てみよう。報告書を書いてみよう。」などの指令では、普段意識もしていないような色感覚を呼び起こします。
「夢の中で色を探そう。できたかどうか報告書を作成してみよう。」こちらは、宿題の一例。夢の中ですら、色彩を考えさせられます。
指令に応えるうちに、自分は色をどのように知覚しているのかということに気づかされ、徐々に、色への意識の幅が広がっていきます。
100本ノックのように次々と繰り出される多様な指令。自分や世界と向き合い、色を感じ考え、表現しつづける3日間でした。
色彩学
担当教員:日比野克彦
開講日:2021年9月28日、29日、30日
*写真は受講生の作品です。