東北大学大学院教育学研究科博士課程を修了後、都内の大学で教育学の教鞭をとる。専門は生涯学習、美術館教育の実践。2016~21年には、東京都美術館より専門家委託として、Museum Start あいうえのプログラム・オフィサーに従事。
- 選択科目
- 人間形成学総論
2025
8/29
人間形成学総論 第3回 一生涯にわたる学習
講師:
渡邊祐子(東京藝術大学 非常勤講師)
授業前半は、「人間の生涯の捉え方」と題して、人生とその中での学びの位置付けについて整理を行いました。ライフサイクル、ライフコース、ライフイベントという用語の解説とともに、日本のある地域における通過儀礼の事例を参照しながら、人生で起こる出来事とそこに紐づく人生儀礼・通過儀礼などの役割について考えました。
次に、人生で起こる様々な出来事に向き合い、それらを乗り越えるための学びの役割について検討するために、「成人における発達」に焦点を当てます。
人の発達は、安定期と過渡期を相互に繰り返す傾向があるという点を踏まえながら、その中でも「成人の発達」とは人生の前期までの発達とは異なる「内なる発達」が起こる、「第二の発達」であると位置付け、その内容について理解を深めました。
成人後期に死と向き合うという段階において、人が幼少期に立ち返ることになるという点にも着目しながら、その当事者となったときに起こる学びについて考えていきました。
次に、人生で起こる様々な出来事に向き合い、それらを乗り越えるための学びの役割について検討するために、「成人における発達」に焦点を当てます。
人の発達は、安定期と過渡期を相互に繰り返す傾向があるという点を踏まえながら、その中でも「成人の発達」とは人生の前期までの発達とは異なる「内なる発達」が起こる、「第二の発達」であると位置付け、その内容について理解を深めました。
成人後期に死と向き合うという段階において、人が幼少期に立ち返ることになるという点にも着目しながら、その当事者となったときに起こる学びについて考えていきました。
講師プロフィール
東京藝術大学 非常勤講師

