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2025
7/20

ケア × ソーシャリー・エンゲイジド・アート実践論③講義2「SEAに必要な観点とはなにか」

講師: 奥山理子(みずのき美術館キュレーター、HAPS「Social Work / Art Conference」ディレクター)
第二回目は、「SEAに必要な観点とはなにか」と題してレクチャーが行わました。レクチャー前に、受講生が最近の出来事を話すチェックインがあり、場がほぐれた状態で授業が始まりました。

SEAに関わる多様な用語や実践者に目を向けた内容となり、奥山先生がアートプロジェクトに出会った「アートリンク・プロジェクト」(2007)や、引きこもりという社会課題と向き合った「ayubune 舟を作る」(2014)の事例が紹介されました。どういった人たちが活動の中心になっているかを丁寧に見つめることが、プロジェクトの理解に繋がることが示されました。

後半は、3〜4名のグループに分かれ「参加者の肖像権について」というテーマでディスカッションを行いました。記録を残す重要性と、共にプロジェクトを行うパートナーにとって望ましい発信の形を考える場となりました。

講師プロフィール

みずのき美術館キュレーター、HAPS「Social Work / Art Conference」ディレクター

奥山理子

1986年、京都生まれ。母が、絵画活動で注目された社会福祉法人松花苑みずのきの施設長に就任したことに伴い、12歳より休日をみずのきで過ごす。2007年以降の同法人主催のアートプロジェクトや、農園活動にボランティアで従事した後、2012年、みずのき美術館の立ち上げに携わり、以降企画運営を担う。2万点を越える所蔵作品のアーカイブ、アール・ブリュットの考察、社会的支援を必要とする人たちとのアートプロジェクトなど、企画は多岐に渡る。アーツカウンシル東京「TURN」コーディネーター(2015-2018)、東京藝術大学特任研究員(2018)を経て、2019年より、HAPSの「文化芸術による共生社会実現に向けた基盤づくり事業」に参画し、2020年、相談事業「Social Work / Art Conference」ディレクターに就任。
京都市芸術新人賞受賞(2024)。文化力による未来づくり審議会委員(京都府)、京都文化芸術都市創生審議会委員(京都市)。