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2025
6/22

ケア × ソーシャリー・エンゲイジド・アート実践論②講義1

講師: 奥山理子(みずのき美術館キュレーター、HAPS「Social Work / Art Conference」ディレクター)
講義の前半は、ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)に至るまでの歴史の変遷と、現在進行形で続く「巡り堂」の事例を紹介する。歴史をたどる意識を持ち、SEAの成り立ちを知ることで、思いがけない解決策に出会えることを示す。

後半は、ブレイクアウトルームに分かれてグループディスカッションを行った。1対1で最近自分の身に起こった理不尽なことを共有し、3〜4人組でコミュニティ、5人組で社会と、対象を広げつつ個人と社会がどのように結びつけるかを話し合う場となった。

講師プロフィール

みずのき美術館キュレーター、HAPS「Social Work / Art Conference」ディレクター

奥山理子

1986年、京都生まれ。母が、絵画活動で注目された社会福祉法人松花苑みずのきの施設長に就任したことに伴い、12歳より休日をみずのきで過ごす。2007年以降の同法人主催のアートプロジェクトや、農園活動にボランティアで従事した後、2012年、みずのき美術館の立ち上げに携わり、以降企画運営を担う。2万点を越える所蔵作品のアーカイブ、アール・ブリュットの考察、社会的支援を必要とする人たちとのアートプロジェクトなど、企画は多岐に渡る。アーツカウンシル東京「TURN」コーディネーター(2015-2018)、東京藝術大学特任研究員(2018)を経て、2019年より、HAPSの「文化芸術による共生社会実現に向けた基盤づくり事業」に参画し、2020年、相談事業「Social Work / Art Conference」ディレクターに就任。
京都市芸術新人賞受賞(2024)。文化力による未来づくり審議会委員(京都府)、京都文化芸術都市創生審議会委員(京都市)。