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2024
10/1

ARTs×SDGsプラクティス⑥「アートは社会を変えることができるのか?」

講師: 中村 美亜(九州大学大学院芸術工学研究院 教授)
アートプロジェクトが各地で盛んに行われるようになり、アーティストの社会への関心も高まっています。しかし、アートはほんとうに社会を変えることができるのでしょうか?

本講義では、講師のこれまでの研究やイギリスで行われた「文化的価値プロジェクト」の研究成果*を紹介しながら、アートが社会を変えるとはどういうことか、また、変えるためには何が必要かを考えていきます。

(*クロシック&カジンスカ『芸術文化の価値とは何か―個人や社会にもたらす変化とその評価』中村美亜訳、水曜社、2022年)

講師プロフィール

九州大学大学院芸術工学研究院 教授

中村 美亜

専門は文化政策・アートマネジメント研究。芸術が人や社会に変化をもたらすプロセスや仕組みに関する研究、またそれを踏まえた文化事業の評価に関する研究を学際的・実践的に行なっている。

2017-2020年度には、文化庁との共同研究「文化芸術による社会包摂の在り方」の代表を務め、『社会包摂×文化芸術ハンドブック』全3巻を刊行した(2021年に『文化事業の評価ハンドブック―新たな価値を社会にひらく』として水曜社より一般書籍化)。2020年からは、福岡市内の医療法人・企業・NPO・介護施設と共同で「認知症ケアの場でのアートワークショップ」プロジェクトを展開している。

訳書に『芸術文化の価値とは何か―個人や社会にもたらす変化とその評価』(水曜社、2022年)、編著に『ソーシャルアートラボ―地域と社会をひらく』(水曜社、2018年)、単著に『音楽をひらく—アート・ケア・文化のトリロジー』(水声社、2013年)など。ジェンダー/セクシュアリティに関する著作も多い。日本文化政策学会、アートミーツケア学会理事。日本評価学会認定評価士。