人類進化学者。理学博士。1969年生まれ。
東京大学大学院理学系研究科博士課程中退。国立科学博物館を経て2020年より現職。
約200万年におよぶアジアの人類史を研究している。「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」(国立科学博物館 2016-2019)代表。著書に「人間らしさとは何か」(河出書房新社)「サピエンス日本上陸」(講談社2020)、「日本人はどこから来たのか」(文藝春秋 2016)など。日本学術振興会賞(2012)、海洋立国推進功労者表彰(2021)、日本人類学会賞(2023)などを受賞。
- 選択科目
- ARTs×SDGsプラクティス
2024
8/6
ARTs×SDGsプラクティス④「ダイバーシティ(多様性)の本質を 700万年の人類進化史から考える」
講師:
海部 陽介(東京大学総合研究博物館 教授)
「多様性の尊重」が叫ばれる昨今ですが、そもそも人間(ヒト)の多様性とはどのようなものなのでしょう?
肌の色や体型の集団差は何を意味するのか、「人種」や「民族」とは何を指すのか、他の生物と比べてヒトの多様性は高いのか低いのか、文化や言葉のちがいはなぜどのように生まれたのか、ちがいには優劣があるのか・・・。本講義では、多様性をめぐるこうした課題を、進化史という長い時間軸を含む視点から読み解いていきます。
肌の色や体型の集団差は何を意味するのか、「人種」や「民族」とは何を指すのか、他の生物と比べてヒトの多様性は高いのか低いのか、文化や言葉のちがいはなぜどのように生まれたのか、ちがいには優劣があるのか・・・。本講義では、多様性をめぐるこうした課題を、進化史という長い時間軸を含む視点から読み解いていきます。
講師プロフィール
東京大学総合研究博物館 教授