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2024
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ドキュメンタリー映像演習③インタビューの実践

講師: 森内康博(映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表)
3回目の授業では実践的なインタビューのレクチャーを行いました。
 
最初に座学のレクチャーを実施しました。
 
◉インタビューの手法
・カメラのセット:背景、空間の明るさ、人物までの距離 等
・インタビューアーのふるまい・注意点 等
 
会場を移動し、まずは5人のチームを組み、前半と後半に分かれました。
そして、「①マイク ②音声 ③カメラ ④インタビュアー ⑤インタビュイー」のポジションを交代しながら全員が1回は体験するという形での実践です。
 
一方のチームが実践を行っている間、もう一方のチームはモニターを見て、音声を聞き、どのような映像が撮られているかを観察しました。
 
・インタビュアーは声を出して相槌をしないこと(録音に入ってしまう)
・インタビュイーにとって、どちら側から撮影した方が適切な映りになるか。
・インタビュアーとインタビュイーが目線の高さを合わせること。
・準備している間、インタビュイーの緊張をほぐすように会話して待つこと。
・ガンマイクの距離や角度によって、録音される音声には、どのような違いがあるか。
・三脚の位置、角度、高さを合わせる工程と、その補助。
 
上記のポイントなどを、実際に体験しながら学びました。
 
また、準備が整った時の声がけ、カメラや音声の録画・録音の合図の声がけも
重要なポイントです。チームで協力しながらの作業をしっかり体験しました。
(翌日には実際に記録した映像をまとめて共有し、確認を行いました。)
 
最後に、次回のフィールドワークについての説明を行いました。
 
次はいよいよ、谷中の町へ飛び出します!

講師プロフィール

映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表

森内康博

1985年生まれ。映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表。
らくだスタジオプロデュースによるドキュメンタリー映画の制作や、CM・PV・アートプロジェクトの記録映像、また大学研究機関との映像アーカイブに携わる。

戦没画学生慰霊美術館「無言館」を題材としたドキュメンタリー映画『二十歳の無言館』(2016年)監督
東京都美術館 企画展「BENTO おべんとう展―食べる・集う・つながるデザイン」にて映像インスタレーション『Making of BENTO』(2018年)展示
電動車椅子サッカードキュメンタリー映画「蹴る」(2018年)プロデューサー
旧神奈川県立近代美術館 鎌倉の改修工事の記録「再生される白い建物ー 改修工事の軌跡 2017-2019」(2019年)監督
藤沢市湘南台文化センターこども館30周年記念事業 市民映像制作「SFショートムービー(プラネタリウム上映)」(2019年)企画、監修