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2017
8/6

アートプロジェクト実践論

講師: 奥山理子(東京藝術大学 非常勤講師)
 

 

今、全国各地で様々なアートプロジェクトが展開されているが、今後アートプロジェクトはどの様な方向性を持って進んでゆくべきなのであろうか、という問いについて、実践的立場から検証と考察を行なうことを目的としています。具体的にはアーツカウンシル東京が進めている「TURN」を題材にとりあげます。TURNでは、アーティストが福祉施設にレジデンスし、障害者や施設の職員と関わりながら創造的な価値を育む試みを行なっています。作品をつくることの意味について、またはアートを介して多様な価値や人々と関わることの意味について考えること中心に授業を進めてゆきます。

アートプロジェクト「TURN」のプログラム内容について紹介し、また福祉施設にレジデンスを行なったアーティストをゲストと迎えて、より実践的な視点を持って進めてゆきます。

講義日程と内容

第1回 2017年8月6日(日) 13:00-18:00
・私のみずのきでの仕事
・TURNとTURNフェス3について

第2回 2017年9月2日(土) 10:00-18:00
・TURNフェス3を振り返るワーク
・TURNフェスを振り返る対談
ゲスト:テンギョウ・クラさん(TURN参加アーティスト)
・クリエイティブサポート レッツの活動について
ゲスト:久保田 壮さん、山森達也さん
・アクセシビリティミーティング

第3回 2017年9月3日(日) 10:00-18:00
・記録するということ
・対談 これもTURN?
ゲスト:大崎晴地(TURN参加アーティスト)
・TURNのプログラムコンテンツを考えるワークショップ

第4回 2017年9月4日(月)14:30-18:00
・受講生が考えた、TURNプログラムコンテンツの発表

講師プロフィール

東京藝術大学 非常勤講師

奥山理子

1986年生まれ、京都府出身。母の障害者支援施設みずのき施設長就任に伴い、12歳より休日をみずのきで過ごす。2007年以降の法人主催のアートプロジェクトや農園活動にボランティアで従事した後、2012年みずのき美術館の立ち上げに携わり、現在企画運営を担う。
企画、制作した主な展覧会に「ayubune 舟を作る」(2014年)、日本財団アール・ブリュット美術館合同企画展2014-2015「」(2014- 2015年)、「共生の芸術展『DOOR』」(京都府委託事業、2014年、2015年)、など。2015年より、アーツカウンシル東京TURNコーディネーター。