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2023
6/18

ドキュメンタリー映像演習③インタビューの実践

講師: 森内康博(映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表)
3回目の授業では実践的なインタビューのレクチャーを行いました。

前半と後半に分かれ、さらに5人のチームを組みました。
そして、「①マイク、②音声、③カメラ、④インタビュアー、⑤インタビュイー」のポジションを交代しながら全員が1回は体験するという形で実践を行いました。

一方のチームが実践を行っている間、もう一方のチームはモニターを見て、どのような映像が撮られているかを観察しました。

・インタビュイーにとって、どちら側から撮影した方が適切な映りになるか。
・インタビュアーとインタビュイーが目線の高さを合わせること。
・準備している間、インタビュイーの緊張をほぐすように会話して待つこと。
・ガンマイクの距離や角度によって、録音される音声には、どのような違いがあるか。
・三脚の位置、角度、高さを合わせる工程と、その補助。

上記のポイントを、実際に体験しながら学びました。

また、準備が整った時の声がけ、カメラや音声の録画・録音の合図の声がけも
重要なポイントです。チームで協力しながらの作業をしっかり体験しました。
(翌日には実際に記録した映像をまとめて共有し、確認を行いました。)

後半は、今年も後期は浦安市をフィールドにして映像作品を制作することが伝えられました。浦安アートプロジェクト「浦安藝大」の一環として、最後に浦安市内で作品の上映が行われる予定です。

そして、次回の浦安市でのフィールドワークに向けての事前レクチャーを行いました。フィールドワークのテーマとして「うらやすXをさがせ!」が発表されました。

実践的なフィールドワークに向けて、1〜3回の授業を通して基礎知識のインストールや心構えがしっかりできました。受講生たちも授業での交流を通して、気持ちが温まってきている印象です。

次回は、いよいよ町へ飛び出します!

講師プロフィール

映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表

森内康博

1985年生まれ。映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表。
らくだスタジオプロデュースによるドキュメンタリー映画の制作や、CM・PV・アートプロジェクトの記録映像、また大学研究機関との映像アーカイブに携わる。

戦没画学生慰霊美術館「無言館」を題材としたドキュメンタリー映画『二十歳の無言館』(2016年)監督
東京都美術館 企画展「BENTO おべんとう展―食べる・集う・つながるデザイン」にて映像インスタレーション『Making of BENTO』(2018年)展示
電動車椅子サッカードキュメンタリー映画「蹴る」(2018年)プロデューサー
旧神奈川県立近代美術館 鎌倉の改修工事の記録「再生される白い建物ー 改修工事の軌跡 2017-2019」(2019年)監督
藤沢市湘南台文化センターこども館30周年記念事業 市民映像制作「SFショートムービー(プラネタリウム上映)」(2019年)企画、監修