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2023
7/16

ドキュメンタリー映像演習⑤⑥フィールドワーク作品上映会〜チーム結成

講師: 森内康博(映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表)
前期最後の授業は、前回のフィールドワーク課題の作品の上映会と、後期に向けてのチーム分けです。

前半に、A日程5チーム、B日程5チームの作品を上映しました。

10分程の作品の上映後、受講生と森内先生とで、上映トークを行いました。
主に「制作してどうだったか」という感想を聞き、講師から興味深いポイントが紹介されました。他のチームの受講生からも積極的に質問や感想が発表されました。

日程を分けて広いエリアをフィールドワークしたことで、浦安市の様々な表情、場所、歴史、人に出会えた貴重な機会となりました。また、意外にも天候の影響(雨、暑さ)は、写真で伝えるのが難しいということが印象的でした。

後半は、後期の課題の説明とチーム分けを行いました。

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後期課題
「うらやす、あきない」

一、浦安市内のお店、商人を撮影・取材する。(おいの視点)

一、写ルンですをお店側に渡し、何かを撮影してもらう。(いしの視点)

一、およそ15分以内のドキュメンタリー作品に仕上げる。

一、浦安市内で上映会を行う。
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前期中にコーディネーターと講師が町を歩いて交渉を行い、
撮影にご協力いただける5つのお店や会社が決まりました。

加えて、もう1つの取材先を自分たちで探すチームも1つあります。

取材先の希望をとり、社会人と学生が混ざり合った5人程のチームに分かれました。
早速、チームごとに顔合わせを開始し、連絡先の交換や、取材先との連絡係を決定しました。

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夏休みの宿題

一、グループでお店を訪れて、挨拶する。

一、お店の周辺を散策する。(ロケハン)

一、取材の方向性やプランを練る。

一、制作スケジュールを組む。(撮影原則三日)

一、役割分担を決める。(ディレクター、スクリプター、撮影、録音)
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また、「誰もが意見を言いやすい環境を心がけよう」「早めに取り組んで早めに失敗しよう」など、これまでの授業の経験から生まれたアドバイスも伝えられました。

お盆明けより、チームごとに取材先への挨拶を開始していきます。
いよいよ、後期からは本格的なグループワークの制作の開始です。
次回の授業では、夏休みの宿題の成果をチームごとに発表します。

講師プロフィール

映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表

森内康博

1985年生まれ。映像作家、映画監督、株式会社らくだスタジオ代表。
らくだスタジオプロデュースによるドキュメンタリー映画の制作や、CM・PV・アートプロジェクトの記録映像、また大学研究機関との映像アーカイブに携わる。

戦没画学生慰霊美術館「無言館」を題材としたドキュメンタリー映画『二十歳の無言館』(2016年)監督
東京都美術館 企画展「BENTO おべんとう展―食べる・集う・つながるデザイン」にて映像インスタレーション『Making of BENTO』(2018年)展示
電動車椅子サッカードキュメンタリー映画「蹴る」(2018年)プロデューサー
旧神奈川県立近代美術館 鎌倉の改修工事の記録「再生される白い建物ー 改修工事の軌跡 2017-2019」(2019年)監督
藤沢市湘南台文化センターこども館30周年記念事業 市民映像制作「SFショートムービー(プラネタリウム上映)」(2019年)企画、監修