パレスチナ・イスラエル、アフガニスタン、ウクライナなどの戦地取材を主に担当。23年9月からニュース23専属記者。主に紛争地、軍事、環境問題等について独自の目線で取材し、従来のテレビ記者の枠を超えてYouTubeなどネットメディアにも積極的に発信している。アメリカ軍によるアフガニスタン完全撤退後の現地取材や、タリバン幹部へのインタビュー取材が評価され、2021年度に国際報道で優れた業績を上げたジャーナリストに贈られるボーン上田記念国際記者賞を受賞。
監督作品:
2021年「大麻と金と宗教」(TBSDocs)
2022年「戦争の狂気」(TBSDocs)
2022年「戦場記者」(KADOKAWA)
2023年「アフガン・ドラッグトレイル」(TBSDocs)
- 選択科目
- ARTs×SDGsプラクティス
2023
10/3
ARTs×SDGsプラクティス/講義⑤「戦地報道のいま・・・ファクトが牙を剥くとき」
講師:
須賀川 拓(戦場記者・ドキュメンタリー映画監督)
取材している街にいつ、弾道ミサイルが着弾するのか。頭上の炸裂音は、子爆弾をまき散らすクラスターなのか。いま踏みしめている雑木林に、地雷はないのか。砂漠を横断中、過激派に車ごと拉致される可能性はないのか・・・。
日常的にこうしたことを考えなくてはいけない戦地と、私たちが暮らす日本は遠くかけ離れているかのように感じます。ですが、実はそれほど遠い世界の話ではありません。弾丸1発が、砲弾1発が、爆弾1発が撃ち込まれるその直前まで、多くの場所では、そこに住む人々は私たちと同じような生活を送っています。
戦地で次々と生まれるニュースコンテンツ、そして創作物。それらは、何にも変えることができない、大切なファクトの積み重ねによって生まれています。そのファクトがいま、私たちに牙を剥いています。
日常的にこうしたことを考えなくてはいけない戦地と、私たちが暮らす日本は遠くかけ離れているかのように感じます。ですが、実はそれほど遠い世界の話ではありません。弾丸1発が、砲弾1発が、爆弾1発が撃ち込まれるその直前まで、多くの場所では、そこに住む人々は私たちと同じような生活を送っています。
戦地で次々と生まれるニュースコンテンツ、そして創作物。それらは、何にも変えることができない、大切なファクトの積み重ねによって生まれています。そのファクトがいま、私たちに牙を剥いています。
講師プロフィール
戦場記者・ドキュメンタリー映画監督