Mizukiさん(4期生)
(会社員/2020年度受講)
思ったよりスムーズに1年終えることができました

①DOORプロジェクトへ参加した(知った)きっかけ

務め先で開催されたアート系の講座にDOOR3期生の方が講師でいらっしゃって、そこでDOORのことを知りました。ちょうど、受講生募集期間だったので、応募しました。その頃、暮らしの中でわくわくすることがなかったのですが、そのアートの講座がとっても楽しかったこともあり、「こりゃあもう、藝大に行こう」と思い、応募しました。

 

②印象に残っている講義や実習

日比野先生の「色彩学」になります。例年は3日間で100のお題について考えるのですが、今回はオンラインだったので、48のお題が出され、実際に見える色以上のことを考え、五感を使って文章や画材で48枚表現しました。実は、私は生まれつき共感覚(シナスタジア)を持っていまして、それは、建物や白黒の文字や人の背後にも色が見えるという知覚現象です。そして、ちょっと話は変わるのですが、勤め先が印刷会社なのですが、そこで色についての研究を行なっている先輩がいます。色彩心理学者みたいな面があって、カラーチャートを使って、そこから7枚を選んでもらい、それを元に色占いをすることができる方です。その先輩が他の色彩心理学者と異なる点は、色の持つ意味だけでなく、風景も読み解けることです。色の世界は目に見えないので、価値観についての共有が難しいと思っていました。しかし、最近は研究も進んできて、価値観みたいなことも可視化できるようになってきました。私は、芸術や、この一年間学んだ、見えない心の世界を皆で共有し、より良い未来に繋がるようなことについて、修了後に研究したいと思っています。

色占いの先輩の記事(国際カラーデザイン協会ウェブサイトより)

http://icd-color.com/tatsujin/201710102205/

 

③仕事とDOORプロジェクトの両立について
今年度は急にコロナ禍になったのですが、DOORのスタッフの皆さんが、オンライン授業の設定と講義室で受講するかを選択ができるよう柔軟に対応してくださり、思ったよりスムーズに1年終えることができました。