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2022
10/22

人体デッサン

講師: 伊藤達矢(東京藝術大学 特任教授)/田中 一平(東京藝術大学美術学部 特任助教)
本プロジェクトのテーマである「アート×福祉」の視点から、人体をよく観察し理解することを目的に人物デッサンを行いました。造形的な視点、ケアの視点などを横断し、より総合的に「人体(人)」への理解を深めることを目指します。

|日  時:2022年10月22日(土)、23日(日)※どちらか1日に参加
|時  間:13:00〜17:30
|場  所:東京藝術大学 絵画棟1F 大石膏室

今年の人体デッサンは2日に分けて実施しました。
初めに受講生同士でモデルになり、対象を短時間で描く「クロッキー」を行いました。
手が慣れてきたら、伊藤先生から画材の使い方や基本的なデッサンの方法などをレクチャーいただき、プロのモデルさんを対象に約3時間かけて1枚のデッサンを仕上げます。
普段から見慣れているように思える人間の形ですが、絵に描いてみると表現することはなかなか難しく、手足や顔などの形を合わせることに皆さん苦労されていました。介護や看護の分野でも「観察」が重要なことはケア原論でも学んだところですが、美術でも基本に立ち返ると同じく「観察」が重要なことに触れられる機会になったと思います。

|授業進行
・クロッキー[3ポーズ](30分)
・ガイダンス、画材の使い方、デッサンの方法など(30分)
・デッサン(3時間)
・総評・振り返り(30分)

講師プロフィール

東京藝術大学 特任教授

伊藤達矢

東京藝術大学大学院修了(博士号取得)。専門は美術教育。アートプロジェクトのディレクションなど、多様な文化プログラムの企画立案に携わる。共著に『ミュージアムが社会を変える〜文化による新しいコミュニティ創り』(現代企画室)、『美術館と大学と市民がつくる ソーシャルデザインプロジェクト』(青幻舎)等。

東京藝術大学美術学部 特任助教

田中 一平

東京藝術大学美術学部 先端芸術表現科卒業。同科修士課程修了。
2011年より同科教育研究助手・助教を経て、2018年度より、本プロジェクトに就任。青森県八戸市「八戸工場大学」(2013年)、栃木県益子市「土祭2014」などのアートプロジェクトに参加。廃材をリユースし家具製作をする「ProjectRECON」の立上げや、金属などを用い作品の制作を行なっている。