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2022
12/24

プログラム実践演習⑩

講師: 布下翔碁(東京藝術大学美術学部 非常勤講師)
最終回となる10回目の授業では、国際交流棟へのパブリックアートの設置報告とこの1年間のまとめをオンラインで行いました。
はじめに、布下先生から野焼きをした作品がどのような工程を経てパブリックアートとして設置されたのかを、パブリックアートの設置作業で実際に使用したパーツを受講生へ見せながらお話しいただきました。

そこから日比野学長と一緒に国際交流棟へ移動し、実際にパブリックアートが設置されている様子を見ていただきました。「変化するパブリックアート」にはDOORの他に6つのプロジェクトが参加しており、その一つ一つについて日比野学長が制作の経緯や背景をお話ししてくださいました。

室内に戻ってからは、受講生数名にどんなことをイメージして制作したのかや、作品に込めた想いを聞き、日比野学長と布下先生との対話の時間としました。
全員のお話しを聞くことはできませんでしたが、それぞれが1年間の取り組みを振り返り、共有し、また次の活動へと繋がるような充実した締めくくりとなりました。

講師プロフィール

東京藝術大学美術学部 非常勤講師

布下翔碁

東京藝術大学の博士課程に在籍中、同大学漆芸研究室で研究生として漆について学んだ経験から、焼物と漆の技術や知識が融合した表現活動を行なっている。近年では、博士学位論文で自身の技法を「陶𡑮」と定義することで、より焼物と漆が混じり合った作品へと展開している。一方で、伝統工芸とアートプロジェクトが相互に作用した表現活動によって、現代の多様化し複雑化し続ける社会の抱える問題に、新たな視点からのアプローチを試みている。