【略 歴】
金沢大学卒業後、青年海外協力隊(ドミニカ共和国、障害福祉指導者育成)
財団法人フンダシオン・オーサカ(ドミニカ共和国、医療過疎地病院建設)センター長、
北國新聞社、金城大学非常勤講師等を経て、現在は、社会福祉法人佛子園理事長
普香山蓮昌寺(ふこうざん れんじょうじ)住職を務める。
【公 職】
・公益社団法人 青年海外協力協会 理事長
・一般社団法人 生涯活躍のまち推進協議会 会長
・全国社会福祉法人経営者協議会 地域公益活動推進委員会 専門委員
・日本知的障害者福祉協会 社会福祉法人の経営に関する特別委員会 委員
・金沢大学 非常勤講師 など
- 必修科目
- ダイバーシティ実践論
2017
10/23
地域とつながる福祉拠点3 「シェア金沢」
講師:
雄谷 良成(社会福祉法人 佛子園 理事長)
石川県金沢市にある、share(シェア)金沢。雄谷さんはここをごちゃまぜの空間と呼びます。敷地内は温泉施設などの商業施設のほか、サービス付き高齢者住宅、児童入所施設、学生向け格安賃貸住宅があり、多様な人が暮らしています。高齢者住宅に暮らす人が売店のスタッフとして働き、交代で店番をしたり、小学生が牧場で動物の世話をしたり、障害のある人が商業施設で働いているなど、誰もが様々な人と触れ合える機会が作られています。
他の施設で行動を制限されてきた人やトラブルを抱えている人もいて、対応に苦慮することもありますが、職員がサポートし、多くの人との関わりとその人が必要とされる場を増やすなどして日々対応しているそうです。
行動を制限するのではなく、信頼して任せる工夫をしている。型にはめず、ひとり一人の気持ちを汲み取ることを心がけている。いろんな人がいるから居心地が良い。人と関わり、支え、支えられることで生きがいを感じる。時代は参加する社会へ変わってきているのではないかと語ります。
行動障害や認知症の症状が、人と関わることで改善された例をあげ、この言葉で締めくくりました。ごちゃまぜの反対は社会的排除。現在の縦割りの福祉が姿を変え、ごちゃまぜになりながら、失った地域の力を再び立て直していければ良い。
他の施設で行動を制限されてきた人やトラブルを抱えている人もいて、対応に苦慮することもありますが、職員がサポートし、多くの人との関わりとその人が必要とされる場を増やすなどして日々対応しているそうです。
行動を制限するのではなく、信頼して任せる工夫をしている。型にはめず、ひとり一人の気持ちを汲み取ることを心がけている。いろんな人がいるから居心地が良い。人と関わり、支え、支えられることで生きがいを感じる。時代は参加する社会へ変わってきているのではないかと語ります。
行動障害や認知症の症状が、人と関わることで改善された例をあげ、この言葉で締めくくりました。ごちゃまぜの反対は社会的排除。現在の縦割りの福祉が姿を変え、ごちゃまぜになりながら、失った地域の力を再び立て直していければ良い。
講師プロフィール
社会福祉法人 佛子園 理事長