昭和23年、神奈川県小田原市生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科中退後、イタリアンレストラン経営などを経て、平成14年 社会福祉法人小田原福祉会入職。
平成16年、日本福祉大学経済学部開発学科(現福祉経営学部)、平成22年、日本社会事業大学専門職大学院入学。現在、社会福祉法人小田原福祉会 常務理事、経営本部副本部長、暮らしのデザイン室室長。趣味は、料理(食べる&飲む)、議論する、リサイクルショップ巡り、人と人をつなげること、若者を刺激すること など
資格:昭和54年 社会福祉主事
平成14年 訪問介護員2級課程修了
平成18年 介護福祉士 福祉施設士
平成19年 社会福祉士
平成20年 介護支援専門員
平成24年 認知症ケア専門士
所属学会等:日本認知症ケア学会 評議員
〃 関東2地域部会 副会長
神奈川県認知症ケア専門士会 副代表
NPO法人ナイチンゲールKOMIケア学会 監事
NPO法人福祉フォーラムジャパン 理事
- 必修科目
- ダイバーシティ実践論
2017
6/12
共生社会を考える6「介護事業所における終末期ケア」
講師:
時田 佳代子(社会福祉法人 小田原福祉会 常務理事)
高齢化に伴い要介護や認知症の人が増え、家族が自宅でその人の生活を支えることが困難になる一方で、高齢であるという理由だけでの長期入院は難しくなっています。講義では、時田さんが静岡県の「潤生園」で実践している、高齢者が住み慣れた土地に住み続け、最期を迎えるための介護サービスについてお話しいただきました。地域社会を「介護施設」、自宅が「施設の部屋」、家の前の道路は「施設の廊下」と捉え、「何かあれば必ずつながる」という安心を担保することが、高齢者の自立につながるという考えのもと、365日24時間いつでも何度でもスタッフが対応する「随時対応型訪問介護」や、チームによる終末期の看取りを行なっています。また、日本ではじめての介護食の開発や、365日年中無休での配食を通じ、見守り、食べ残しなどからの小さな変化の察知につなげています。
時代とともに、介護サービスに求められる内容も変化し、法整備が追いつかないこともありますが、無いなら自分たちで作ってきた、と時田さん。
病院が治療の場としての役割をより明確化し、看取る場所ではなくなる中で、データ検証による裏付けの明確化や人材育成を進め、介護環境の改善が更に必要であると述べました。
時代とともに、介護サービスに求められる内容も変化し、法整備が追いつかないこともありますが、無いなら自分たちで作ってきた、と時田さん。
病院が治療の場としての役割をより明確化し、看取る場所ではなくなる中で、データ検証による裏付けの明確化や人材育成を進め、介護環境の改善が更に必要であると述べました。
講師プロフィール
社会福祉法人 小田原福祉会 常務理事