東京藝術大学の博士課程に在籍中、同大学漆芸研究室で研究生として漆について学んだ経験から、焼物と漆の技術や知識が融合した表現活動を行なっている。近年では、博士学位論文で自身の技法を「陶𡑮」と定義することで、より焼物と漆が混じり合った作品へと展開している。一方で、伝統工芸とアートプロジェクトが相互に作用した表現活動によって、現代の多様化し複雑化し続ける社会の抱える問題に、新たな視点からのアプローチを試みている。
- 必修科目
- プログラム実践演習
2022
9/11他
プログラム実践演習⑥-⑨
講師:
布下翔碁(東京藝術大学美術学部 非常勤講師)
6回目となる今回の授業では、いよいよ制作を行います。
制作のテーマは「<大切な場所の土>と、<天草の磁器土>でアジアの国を応援する人・文化を纏う人を制作しよう」です。はじめに、リサーチした担当国の資料から各々イメージを膨らませ、どのような作品を作るかスケッチを行いました。
そして基本的な道具の使い方の説明を布下先生から受け、制作に入りました。
まずは受講生が作った粘土状の磁器土に天草の既製品の磁器土を混ぜることで、より扱いやすい粘土にします。更に、粘土の一部に大切な場所の土を加えることで、オリジナルの粘土を作りました。
粘土の準備ができたら新聞紙で土台となる大まかな型を作り、そこに粘土を足していくことで思い描いた形に近づけていきます。途中、制作した作品の共有などを行いながら、3時間ほどで仕上げました。
今回の制作には4期生のあまり粘土クラブから渡邊みゆきさんも駆けつけてくれ、制作のアドバイスを行ったり、布下先生と野焼きについてのお話を聞かせてくださいました。
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7回目の授業では野焼きを行いました。
台風シーズンということもあり雨が心配されましたが、幸い天気にも恵まれ、屋外で黒陶焼きと野焼きの2種類の方法で焼成(成形した粘土を加熱すること)を行うことができました。
朝から作品の開梱や穴掘りなどの準備をし、6月に受講生有志と共に集めた薪を使って火入れをしました。
火入れをしてから焼き上がりまでは約5時間ほどかかるため、参加できる受講生は早めに来校し、薪をくべたり、追加の薪を拾ったりしながら皆で焼成の様子を見守りました。
授業がスタートしてからは、いよいよ焼き上がった作品の引き上げです。
対面で参加した受講生は自ら自分の作品を引き上げ、炭化(作品を燻して色を付けること)するかそのまま引き上げるか好きな方を選び、暗くなる前に無事に全員の作品を引き上げることができました。
*8回目・9回目の授業も今回と同じ工程で制作と野焼きを行いました。
次回最終回の授業では、パブリックアートの設置報告とまとめを行います。
制作のテーマは「<大切な場所の土>と、<天草の磁器土>でアジアの国を応援する人・文化を纏う人を制作しよう」です。はじめに、リサーチした担当国の資料から各々イメージを膨らませ、どのような作品を作るかスケッチを行いました。
そして基本的な道具の使い方の説明を布下先生から受け、制作に入りました。
まずは受講生が作った粘土状の磁器土に天草の既製品の磁器土を混ぜることで、より扱いやすい粘土にします。更に、粘土の一部に大切な場所の土を加えることで、オリジナルの粘土を作りました。
粘土の準備ができたら新聞紙で土台となる大まかな型を作り、そこに粘土を足していくことで思い描いた形に近づけていきます。途中、制作した作品の共有などを行いながら、3時間ほどで仕上げました。
今回の制作には4期生のあまり粘土クラブから渡邊みゆきさんも駆けつけてくれ、制作のアドバイスを行ったり、布下先生と野焼きについてのお話を聞かせてくださいました。
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7回目の授業では野焼きを行いました。
台風シーズンということもあり雨が心配されましたが、幸い天気にも恵まれ、屋外で黒陶焼きと野焼きの2種類の方法で焼成(成形した粘土を加熱すること)を行うことができました。
朝から作品の開梱や穴掘りなどの準備をし、6月に受講生有志と共に集めた薪を使って火入れをしました。
火入れをしてから焼き上がりまでは約5時間ほどかかるため、参加できる受講生は早めに来校し、薪をくべたり、追加の薪を拾ったりしながら皆で焼成の様子を見守りました。
授業がスタートしてからは、いよいよ焼き上がった作品の引き上げです。
対面で参加した受講生は自ら自分の作品を引き上げ、炭化(作品を燻して色を付けること)するかそのまま引き上げるか好きな方を選び、暗くなる前に無事に全員の作品を引き上げることができました。
*8回目・9回目の授業も今回と同じ工程で制作と野焼きを行いました。
次回最終回の授業では、パブリックアートの設置報告とまとめを行います。
講師プロフィール
東京藝術大学美術学部 非常勤講師