1981 年神奈川県生まれ。2011 年東京工業大学大学院博士課程修了、博士(工学)。2013-16 年 日本工業大学助教。2015 年より t e c o を共同で設立。現在、東京大学、東京藝術大学など゙にて 非常勤講師。住宅や福祉施設の設計、まちづくり、アートインスタレーションを手がけるなかで、仕組みや制度を横断する空間づくりを試みている。主な作品に住宅「向陽ロッジアハウス」、訪問介 護事業所「地域ケアよしかわ」(2014)、「幼・老・食の堂」など。2021年より、京都工芸繊維大特任准教授。
- 必修科目
- ケア実践場面分析演習
2022
8/28
ケア実践場面分析演習②中間発表1
講師:
金野千恵(建築家/teco)
ケア実践場面分析演習2回目の授業をお伝えします。
コロナウイルスの感染拡大もあり、出席方法をオンラインと対面のハイブリッドにしての授業開催となりました。
前半は「修了生からのレクチャー」を行い、「URaKIDo」として修了後も活動している4期生の3名にレクチャーをしていただきました。
この授業での学びには、「1年間かけて考えるきっかけを掴む」「話せる仲間と出会う」「今まで知らなかった人や物事に出会う」という特徴があります。
実際にチームごとに実習先とのやり取りが始まり試行錯誤を重ねている中、自分たちの数年後をイメージしてもらう機会になればという意図で開催しました。
4期生は、まず当時の実習を振り返って話してくださいました。
コロナ禍で一切子どもたちと会えなかった話、クタクタになるまでZoomで話し合ったこと、施設や実習先を訪問した時のこと、「子どもは社会の子ども」という言葉に出会ったこと、「家族や血の繋がりってなんだろう?」と考えたことなど、感じたことを率直に話してくださいました。
その後、「学びをとめるな!一歩先へ」という言葉と共に、「URaKIDo(裏木戸)」ができあがった経緯や活動紹介をしていただきました。
https://door.geidai.ac.jp/graduate/urakido/
4期生の授業では感染拡大の懸念から、一般公開の展覧会を開催できませんでした。その未消化な気持ちやフラストレーションが、4期生での活動の継続に繋がったそうです。
今でも毎月1回ランチタイムミーティングを行なったり、イベントにワークショップで参加したり、ゆるく繋がることを大切にして活動を継続しています。
先日は、「URaKIDo文化祭」として2020年度のケア実践場面分析演習での取り組みを発表しつつ、地域のコミュニティカフェでのお祭りに参加しました。
この授業があったからこそ、知らないことを知り、何か動きたいという気持ちが生まれたという言葉が印象的でした。
4期生のレクチャーに対し、金野先生からは「ゴールって何なのか問い続けること。手探りしながら、試行錯誤していくこと、それ自体が表現と言えるのではないか」というお話がありました。
後半は、チームごとの中間発表です。
以下の内容をスライドにまとめ、発表を行いました。
① 表紙:実習先の名称・メンバー
② 自己紹介シート
③ 実習先の概要・関連する制度について。
④ 取材や活動内容の報告
⑤ 制作物についての方向性やイメージ(誰に何をどのような形で伝えたいか)
⑥ 今後の予定・課題など
6チーム全てがしっかりとスライドにまとめられていました。
質疑応答では、金野先生からの質問に答えたり、アドバイスを受ける対話の時間となりました。
金野先生からのまとめ
「一歩目を踏み出したり、半歩踏み出したり、チームごとの進捗を共有できました。
ひとりひとりが意見をしっかり持っていますが、チーム内でももっと話して、議論を深めていけるのではないかと思います。
『こどもたちの生きる環境』をテーマに共有のベース・基盤を作ることができました。今後はチームを超えて、議論する時間があってもいい。チームを超えて制作などの相談をしてもいいので、活発に議論を深めていけたらと思います。」
10月にある次回授業では、中間発表の2回目を行い、11月末には作品イメージや方向性の確認をするための講評会を行います。
コロナウイルスの感染拡大もあり、出席方法をオンラインと対面のハイブリッドにしての授業開催となりました。
前半は「修了生からのレクチャー」を行い、「URaKIDo」として修了後も活動している4期生の3名にレクチャーをしていただきました。
この授業での学びには、「1年間かけて考えるきっかけを掴む」「話せる仲間と出会う」「今まで知らなかった人や物事に出会う」という特徴があります。
実際にチームごとに実習先とのやり取りが始まり試行錯誤を重ねている中、自分たちの数年後をイメージしてもらう機会になればという意図で開催しました。
4期生は、まず当時の実習を振り返って話してくださいました。
コロナ禍で一切子どもたちと会えなかった話、クタクタになるまでZoomで話し合ったこと、施設や実習先を訪問した時のこと、「子どもは社会の子ども」という言葉に出会ったこと、「家族や血の繋がりってなんだろう?」と考えたことなど、感じたことを率直に話してくださいました。
その後、「学びをとめるな!一歩先へ」という言葉と共に、「URaKIDo(裏木戸)」ができあがった経緯や活動紹介をしていただきました。
https://door.geidai.ac.jp/graduate/urakido/
4期生の授業では感染拡大の懸念から、一般公開の展覧会を開催できませんでした。その未消化な気持ちやフラストレーションが、4期生での活動の継続に繋がったそうです。
今でも毎月1回ランチタイムミーティングを行なったり、イベントにワークショップで参加したり、ゆるく繋がることを大切にして活動を継続しています。
先日は、「URaKIDo文化祭」として2020年度のケア実践場面分析演習での取り組みを発表しつつ、地域のコミュニティカフェでのお祭りに参加しました。
この授業があったからこそ、知らないことを知り、何か動きたいという気持ちが生まれたという言葉が印象的でした。
4期生のレクチャーに対し、金野先生からは「ゴールって何なのか問い続けること。手探りしながら、試行錯誤していくこと、それ自体が表現と言えるのではないか」というお話がありました。
後半は、チームごとの中間発表です。
以下の内容をスライドにまとめ、発表を行いました。
① 表紙:実習先の名称・メンバー
② 自己紹介シート
③ 実習先の概要・関連する制度について。
④ 取材や活動内容の報告
⑤ 制作物についての方向性やイメージ(誰に何をどのような形で伝えたいか)
⑥ 今後の予定・課題など
6チーム全てがしっかりとスライドにまとめられていました。
質疑応答では、金野先生からの質問に答えたり、アドバイスを受ける対話の時間となりました。
金野先生からのまとめ
「一歩目を踏み出したり、半歩踏み出したり、チームごとの進捗を共有できました。
ひとりひとりが意見をしっかり持っていますが、チーム内でももっと話して、議論を深めていけるのではないかと思います。
『こどもたちの生きる環境』をテーマに共有のベース・基盤を作ることができました。今後はチームを超えて、議論する時間があってもいい。チームを超えて制作などの相談をしてもいいので、活発に議論を深めていけたらと思います。」
10月にある次回授業では、中間発表の2回目を行い、11月末には作品イメージや方向性の確認をするための講評会を行います。
講師プロフィール
建築家/teco