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2022
12/12

ダイバーシティ実践論11「アートプロジェクト、その後 —「わたしたち」はどこへいく?」

講師: 北澤潤(美術家)
*講義終了後にレポートを掲載します。

講師プロフィール

美術家

北澤潤

1988年東京都生まれ、ジョグジャカルタ在住。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。インドネシア国立ガジャ・マダ大学文化学部人類学科客員教授。さまざまな国や地域でのフィールドワークを通して「ありえるはずの社会」の姿を構想し、多様な人びととの立場を越えた協働によるその現実化のプロセスを芸術実践として試みる。近年のプロジェクトに、母国を離れて暮らす人びとの記憶から再現された街をつくる《ネイバーズ・ランド》(2018)、異国を走る人力の乗り物を日本に持ち込み、市民に貸し出していくことで失われた路上の光景を描きなおす《ロスト・ターミナル》などがある。2020年1月には、屋台・鳥籠・市場・人力タクシーといったインドネシアの日常的な路上文化に着想を得た5つのプロジェクトを、ひとつの街で同時展開するアートプロジェクトの個展「You are Me」を実施した。現在は、日本統治時代のジャワのリサーチから、インドネシアに現存する当時の日本の飛行機をバリの伝統的な大凧として再創造するプロジェクト《フラジャイル・ギフト》(2021~)を制作中。国際交流基金アジアセンター・フェロー(2016~17年)。米経済誌フォーブス「30 Under 30 Asia 2016」アート部門選出。