1998年筑波大学医学専門学群卒業後、社会福祉法人三井記念病院内科、消化器内科にて勤務。東京大学医学部附属病院消化器内科、医療法人社団哲仁会井口病院副院長、医療法人社団玲瓏会金町中央病院透析センター長等を経て、2006年MRCビルクリニック(在宅療養支援診療所)設立、理事長。2008年 医療法人社団悠翔会に改称。首都圏を中心に全11クリニックで、24時間対応の在宅総合診療を展開している。
■編著に『これからの医療と介護のカタチ 超高齢社会を明るい未来にする10の提言』(日本医療企画、2016)、『在宅医療 多職種連携ハンドブック』(法研、2016)、『在宅医療カレッジ 地域共生社会を支える多職種の学び21講』(医学書院、2018)等多数。
- 必修科目
- ケア原論
2018
12/22
アートとしてのケア技術3
講師:
佐々木淳(医療法人社団悠翔会理事長・診療部長)
あなたはの人生、最後はどうなる?
一言で高齢者といっても種類がいろいろあり、人生最後の10年は、老衰で亡くなる方が5%。突然死は15%、そして80%の人は、最後まで健康でいられず、なんらかの疾患や入退院を繰り返す可能性があります。最後の時、どう生きるかをサポートをしたい、と佐々木淳さんは在宅診療に取り組んでいます。
高齢者特有症状として、認知症があります。認知症は脳の老化であり、認知症を遅らせることはできても治すことはできません。
認知症と問題なく過ごせるよう環境を整えることが重要であり、治せない病気になったからあきらめる、ではなく、どう社会参加をするかを考えることがこれからの医療であると佐々木さん。
これから日本は高齢化社会を迎えます。どう高齢化の波を乗り切るのではなく、新しいモデルをつくらなければいけない場面に日本は立っています。病気や障害があっても、強みを生かし、環境を整えれば最後まで健康な生活、健康な人生を送れるのではないか。体の健康だけではなく、社会の健康が重要であり、その環境がつくれるのがケアの力であるのではないかと思いました。
一言で高齢者といっても種類がいろいろあり、人生最後の10年は、老衰で亡くなる方が5%。突然死は15%、そして80%の人は、最後まで健康でいられず、なんらかの疾患や入退院を繰り返す可能性があります。最後の時、どう生きるかをサポートをしたい、と佐々木淳さんは在宅診療に取り組んでいます。
高齢者特有症状として、認知症があります。認知症は脳の老化であり、認知症を遅らせることはできても治すことはできません。
認知症と問題なく過ごせるよう環境を整えることが重要であり、治せない病気になったからあきらめる、ではなく、どう社会参加をするかを考えることがこれからの医療であると佐々木さん。
これから日本は高齢化社会を迎えます。どう高齢化の波を乗り切るのではなく、新しいモデルをつくらなければいけない場面に日本は立っています。病気や障害があっても、強みを生かし、環境を整えれば最後まで健康な生活、健康な人生を送れるのではないか。体の健康だけではなく、社会の健康が重要であり、その環境がつくれるのがケアの力であるのではないかと思いました。
講師プロフィール
医療法人社団悠翔会理事長・診療部長