大阪府生まれ。米ブラウン大学卒。東京藝術大学理事、慶応義塾大学特任教授、
FAO(国連食糧農業機関)親善大使。1993年から2016年3月までNHK「クローズアップ現代」キャスター。現在、SDGs(持続可能な開発目標)の取材・啓発活動を行なっている。
- 必修科目
- ダイバーシティ実践論
2019
1/7
アーティストの活動12「求められる新しい社会のデザイン 〜SDGsの視点から〜 」
講師:
国谷裕子(東京藝術大学理事/キャスター)
SDGs(エスディージーズ)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットにて全会一致で採択された、2030年までの国際開発目標です。
世界中の企業や経営者の多くが注目し、熱心に取り組まれています。
2030年に向けて、世界を変革しようとする大きな宣言であり、希望を持った世界の新しいルールである、と紹介されました。
世界中の企業が熱心に取り組む理由は、単に企業イメージの向上を期待しているわけではなく、SDGsに取り組まなければ、やがて企業活動もできなくなってしまうという強い危機感があるそうです。人権に向き合い、地球環境を守り、不安定化する世界の問題に取り組まなければ、企業として立ち行かなくなります。
1950年から、人口やエネルギー、食料消費などの成長が右肩上がりになり、大量生産、大量消費を続けてきました。
結果、環境は悪化し続け、今や地球を作り替えるほどの力を持つようになってしまいました。
その力は、地球の再生能力を破壊し、やがては地球そのものを破壊してしまうほどになりました。
もう地球が耐えられなくなるという強い危機感から、国連でも全会一致で採択された背景があります。
SDGsの基本理念は「誰ひとり置き去りにしない」こと。
これは途上国や遠い地の出来事ではなく、日本も積極的に取り組まなければならないことであると国谷さんは語ります。
日本でも子供の貧困が問題になり、女性の管理職比率は先進国で最低、過労死や格差の是正、食料廃棄、プラスチック製品による海洋汚染など、国民ひとり一人が取り組まなくてはならない問題がたくさんあります。
昔は食料がない人には、魚の釣り方を教えればよかった。
しかし、今は自然環境の悪化により、海や川に魚がいなくなってしまった。
貧困問題だけではなく、環境や紛争問題も同時に解決しなければならなくなった。単に技術や食料の支援をすれば良い時代ではなく、根本の解決策が必要になった、という言葉にハッとさせられました。
SDGsを、どうやって自分ごとにできるか。ひとつ一つの個人の行動を変えていくこと。
まずは自分の行動から見直すことが重要と感じました。
世界中の企業や経営者の多くが注目し、熱心に取り組まれています。
2030年に向けて、世界を変革しようとする大きな宣言であり、希望を持った世界の新しいルールである、と紹介されました。
世界中の企業が熱心に取り組む理由は、単に企業イメージの向上を期待しているわけではなく、SDGsに取り組まなければ、やがて企業活動もできなくなってしまうという強い危機感があるそうです。人権に向き合い、地球環境を守り、不安定化する世界の問題に取り組まなければ、企業として立ち行かなくなります。
1950年から、人口やエネルギー、食料消費などの成長が右肩上がりになり、大量生産、大量消費を続けてきました。
結果、環境は悪化し続け、今や地球を作り替えるほどの力を持つようになってしまいました。
その力は、地球の再生能力を破壊し、やがては地球そのものを破壊してしまうほどになりました。
もう地球が耐えられなくなるという強い危機感から、国連でも全会一致で採択された背景があります。
SDGsの基本理念は「誰ひとり置き去りにしない」こと。
これは途上国や遠い地の出来事ではなく、日本も積極的に取り組まなければならないことであると国谷さんは語ります。
日本でも子供の貧困が問題になり、女性の管理職比率は先進国で最低、過労死や格差の是正、食料廃棄、プラスチック製品による海洋汚染など、国民ひとり一人が取り組まなくてはならない問題がたくさんあります。
昔は食料がない人には、魚の釣り方を教えればよかった。
しかし、今は自然環境の悪化により、海や川に魚がいなくなってしまった。
貧困問題だけではなく、環境や紛争問題も同時に解決しなければならなくなった。単に技術や食料の支援をすれば良い時代ではなく、根本の解決策が必要になった、という言葉にハッとさせられました。
SDGsを、どうやって自分ごとにできるか。ひとつ一つの個人の行動を変えていくこと。
まずは自分の行動から見直すことが重要と感じました。
講師プロフィール
東京藝術大学理事/キャスター