• 必修科目
  • ダイバーシティ実践論
2018
7/16

当事者との対話13

講師: 伊藤達矢(東京藝術大学 特任准教授)
 

4月から授業がスタートし約3ヶ月、本日は前期最後の授業。前期のまとめとして、特任准教授の伊藤達矢先生が担当されました。前期、ダイバーシティを考える上で様々な背景を持った方に登壇いただきましたが、受講生の方も多様性をもった個人である。という元、4人1グループをつくり、ワールドカフェ方式で進行。前期では、講義を聞いたあと、他の人と話しあいの機会がなかったので、同じ講義を聞いて、どんなことを思ったのか、考えたのか、感じたのかをお互い意見交換をしてまとめる回となりました。

まずは、グループ内でテーマに関して探求、話し合いをスタートします。そして、テーブルには、1名のホストを残し他のメンバーは旅人として別のテーブルへ行きます。ホストは旅人に、自分のテーブルで話し合われた内容を説明し、旅人は、話し合われた意見・アイディアを多花受粉するように、自分のテーブルでの内容を紹介し、つながりを探求します。最後は、旅人が元のテーブルに戻り、旅で得たアイディアを紹介し話し合いを続け、気づきや発見を統合、集合的な発見を収穫し、共有します。

テーマとしては、4つ投げかけられ、ひとテーマごとディスカッションをし、他のグループへ移動し、またディスカッションを重ねました。
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1 テーマの探求
今の日本の社会は、
多様性を認め合える(尊重しあえる)
社会だと思いますか?

2 テーマの掘り下げ・他花受粉
より多様化する社会の中で、
これからどんな取り組み(実践・意識)が
必要になると思いますか?

3 統合セッション
約30年後の未来を
どんな社会にしたい(或いは、なっている)
と思いますか?

4 沈黙の時間 
今日最も印象に残ったキーワード
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結論を出すことが目的ではなく、話す場を設け、繋がりを見つけることが目的。後期授業に向けて、前期のまとめの回となりました。

前期お疲れ様でした。

講師プロフィール

東京藝術大学 特任准教授

伊藤達矢

福島県会津地方で行なわれる「森のはこ舟アートプロジェクト」ディレクターや、「福島藝術計画×Art Spport Tohoku-Tkyo」企画運営など、数々のアートプロジェクトを手掛ける。