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2021
9/26

プログラム実践演習④

講師: 日比野克彦 (アーチスト・東京藝術大学美術学部長)/橋本和幸(東京藝術大学デザイン科第9研究室(Design Embody), 教授)
大学美術館の試作品展示を経て、後期の授業が始まりました。

まずは先生方から前期までのふりかえりと、JFAさんより 「天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会」についてのレクチャーが行われました。12月19日に国立競技場で開催される天皇杯決勝戦で、実際にセンサリールームが設置されます。その実現に向けて、後期からはアイデア・試作品のプロダクト化をインストーラーに依頼することが決まりました。

制作したプロダクトは天皇杯、またはその後の試合でもセンサリールームやカームダウンルームで使えるものを目指します。たくさんのバリエーションが生まれることで、利用するお子さんが好きな素材や場所を探せるようになります。

実際に制作を取りまとめ、設置を行う「インストーラー」として玉置 真氏(合同会社 玉置プロダクション代表)、菊地良太氏(東京藝術大学先端芸術表現科助手)、青木春菜氏(アーティスト)の3名が授業に加わります。
そして、実際に設置する部屋をイメージしやすいように、デザイン科の卒業生・百田暁氏がCG制作を担当してくださることになりました。

今回の授業ではインストーラーが制作をしやすいように、チームごとに「仕様書」を作成しました。最後に、試作品を見ながら各メンバーのこだわりや想いを発表しました。インストーラーは、各チームの想いや大切にしている部分をヒアリングすることができました。

いよいよ、ここからはプロダクトとしての完成を目指します。

講師プロフィール

アーチスト・東京藝術大学美術学部長

日比野克彦 

個人での作品制作のみならず、より多くの人とワークショップ形式で地域の特性を生かした創作活動を行っている。受け取り手の感受する力に焦点をあて、社会で芸術が機能する仕組みを創出する。現在、全国各地で18のアートプロジェクトが進行中。

東京藝術大学デザイン科第9研究室(Design Embody), 教授

橋本和幸

1965年横浜生まれ 空間デザイナー/アーティスト
東京藝術大学大学院修了後、企業内デザイナーとしてホテル、住宅、商業施設などの空間デザインを手がけてきた。2006年から東京藝術大学の教員となり、デザインやアートの境界を超え、感性を大切にした既成概念にとらわれない空間デザイン・家具・照明・立体造形などの研究および展覧会や社会連携プロジェクトを行っている。