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2021
9/19

ケア実践場面分析演習 "現場を伝える"をつくる -中間チェック①-

講師: 金野千恵(建築家/teco)
中間チェック①の会場は、藝大の体育館。

各チームが実習先の概要や実習で体験したこと、気付いたこと、疑問、制作物のアイディアなどについて発表しました。

新型コロナウィルス感染拡大の影響もあいまって、訪問の予定を延期せざるを得ないチーム、実習先とのコンタクトの回数が少ないチームもありますが、その時間を利用し、制度について調べたり、チーム内で「家族」「家庭」などのキーワードについての対話を重ねたり。それぞれが遠隔地に住んでいる人たちのチームは自分たちが住んでいる地域の児童福祉についてリサーチしたり。一方でオンラインというツールを生かし、実習先のみなさんと頻繁に対話を行っているチームもありました。

授業の後半は、金野先生からは、体験を表現に落とし込んでいく具体的な例として、ご自身のこれまでの制作についてお話しいただきました。

次回の中間チェック②では、具体的な制作内容について発表を行います。

2021年度実習先:千葉市児童相談所、社会福祉法人チルドレンスパラダイス子山ホーム、千葉市里親会ひまわり会(2チーム)、川瀬信一さん、みねやま福祉会

講師プロフィール

建築家/teco

金野千恵

1981 年神奈川県生まれ。2011 年東京工業大学大学院博士課程修了、博士(工学)。2013-16 年 日本工業大学助教。2015 年より t e c o を共同で設立。現在、東京大学、東京藝術大学など゙にて 非常勤講師。住宅や福祉施設の設計、まちづくり、アートインスタレーションを手がけるなかで、仕組みや制度を横断する空間づくりを試みている。主な作品に住宅「向陽ロッジアハウス」、訪問介 護事業所「地域ケアよしかわ」(2014)、「幼・老・食の堂」など。2021年より、京都工芸繊維大特任准教授。
https://teco.studio/