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2022
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ダイバーシティ実践論13「持続可能なメディア芸術と定住する遊牧民」

講師: 落合 陽一(メディアアーティスト)
この回は、次年度DOORを受講検討されている方へ向けて、公開講座として、前段にDOORの授業紹介や受講者の声を聞くトークセッションを行いました。後半は「持続可能なメディア芸術と定住する遊牧民」と題して、メディアアーティストの落合陽一さんにご登壇いただきました。この回は、学生・受講生以外も事前予約制で、外部の方も聴講が可能な授業として実施しました。

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講義タイトル:持続可能なメディア芸術と定住する遊牧民
講義概要:
1980年のナムジュンパイク(ビデオアーティスト)のインタビューの中に、定住する遊牧民(Stationary Nomad)という言葉が現れる。脱炭素社会に向けてエネルギー消費を減らしながら、地球上の様々な場所で活動する概念を表した言葉だ。ポストコロナ時代に分断され、脱炭素に向かう社会は40年越しで定住する遊牧民に近づきつつある。本講演では2020年から2022年への変化を振り返り、多くの異なる分野の識者との議論の中で生まれてきた気づきやきっかけを共有し俯瞰した視点を提供する。
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講師プロフィール

メディアアーティスト

落合 陽一

メディアアーティスト。1987年生まれ、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターセンター長、准教授・JSTCRESTxDiversityプロジェクト研究代表。IPA認定スーパークリエータ/天才プログラマー。2017年〜2019年まで筑波大学学長補佐、2018年より内閣府知的財産戦略ビジョン専門調査会委員、内閣府「ムーンショット型研究開発制度」ビジョナリー会議委員、デジタル改革法案WG構成員、文化庁文化交流使、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーなどを歴任。Prix Ars Electronica、SXSW Arrow Awards、MIT Innovators Under 35 Japanなど受賞多数。写真家・随筆家など、既存の研究や芸術活動の枠を自由に越境し、探求と表現を継続している。

写真:©蜷川実花