1983年、三重県出身。2006年、慶應義塾大学法学部卒業後、法務省入省。
自分とは違う“当たり前”を持つ人や世界と出会い、その結び目になることを目指して、ワークショップデザイナー(青山学院大学学校教育法履修証明プログラム修了)としても活動中。
「犯罪や非行とその立ち直り」について様々な角度から学び直そうとする法務省有志と大学生による自主勉強会「刑事司法だけじゃないゼミ」の運営にも携わっている。
じゃんけんが強め。
- 必修科目
- ケア原論
2021
6/21
ケア原論3「人それぞれ、が生む不自由 ~多様な人と人、世界と世界の重なりを探して~」
講師:
井上 普文(ワークショップデザイナー)
井上普文さんは法務省へ入省後、自分とは違う"当たり前"を持つ人や世界と出会い、その結び目になることを目指してワークショップデザイナーとしても活動されています。
今回の講義では、福祉と刑事司法の重なりや「人それぞれ、だよね」で終わらせないことの大切さ、そして"人それぞれ"の壁を越える方法としてのワークショップやアートの可能性についてお話しいただきました。
刑事司法の枠の中で語られることの多かった"犯罪や非行と立ち直り"について、近接する領域の方や当事者の方からお話を伺い、もう一度捉え直すことで"だけじゃない"を共有する法務省職員と大学生の有志による自主勉強会「刑事司法だけじゃないゼミ」の運営にも携わっている井上さん。自主勉強会の中で、普段接することのない人同士が緩やかにつながっていく様子を目の当たりにし、「人ぞれぞれ、」の壁を越える方法としてのワークショップ(対話)、アートに強く可能性を感じたそうです。
井上さんは講義の中で、"みんな違って、みんなで困る"社会にしていくことが大切であり、言語化することがケアにもつながると語りました。現在も、目の前にある問題を「人それぞれ、」で終わらせず、みんなで困るという思いのもと、犯罪や刑務所のことを言葉にしたり、伝えたりする試行錯誤をされています。
今回の講義では、福祉と刑事司法の重なりや「人それぞれ、だよね」で終わらせないことの大切さ、そして"人それぞれ"の壁を越える方法としてのワークショップやアートの可能性についてお話しいただきました。
刑事司法の枠の中で語られることの多かった"犯罪や非行と立ち直り"について、近接する領域の方や当事者の方からお話を伺い、もう一度捉え直すことで"だけじゃない"を共有する法務省職員と大学生の有志による自主勉強会「刑事司法だけじゃないゼミ」の運営にも携わっている井上さん。自主勉強会の中で、普段接することのない人同士が緩やかにつながっていく様子を目の当たりにし、「人ぞれぞれ、」の壁を越える方法としてのワークショップ(対話)、アートに強く可能性を感じたそうです。
井上さんは講義の中で、"みんな違って、みんなで困る"社会にしていくことが大切であり、言語化することがケアにもつながると語りました。現在も、目の前にある問題を「人それぞれ、」で終わらせず、みんなで困るという思いのもと、犯罪や刑務所のことを言葉にしたり、伝えたりする試行錯誤をされています。
講師プロフィール
ワークショップデザイナー