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2020
9/27

ケア実践場面分析演習①ガイダンス

講師: 金野千恵(建築家/teco)
「”現場を伝える”をつくる」建築家の金野千恵さんを講師に迎え、多様な専門を背景とする社会人受講生と学生がグルーワーク協働し、マイノリティと感ている人々との交流や実際に福祉の現場へ足を運なか、ケアの現場をより社会に開かれた場とする方法を考え実践します。

今年はテーマを「子どもの生きる環境」とし、複数回にわたり児童・若者支援に関わる団体や個人にリサーチ・インタビュー・サポート等の体験を行い、社会に開かれた場とするためのコト・モノを作ります。作るものは実習先と一緒に作る「活動の実践」 、表現すること・関わることで伝える「作品」、社会に広く伝えるための「広報物」などで、表現の手法は問いません。

この日は金野さんより講義の趣旨や実習の課題についての説明を行ってから、里子としての経験を経てファミリーホームの補助員をしている坂本歩さんと、ご自身も養育里親であり里親の普及活動を行っている千葉市里親会「ひまわり会」の小林由香里さんと山田理恵子さんにお話を伺いました。

子どもがおかれている環境全体についてだけではなく、それぞれの立場から、暮らしの中から感じた喜びや、悩み・希望、など実体験に基づくお話を伺いました。

次回の講義では13の実習先について発表し、どの実習先に向かうかというチーム分けを行います。

講師プロフィール

建築家/teco

金野千恵

1981 年神奈川県生まれ。2011 年東京工業大学大学院博士課程修了、博士(工学)。2013-16 年 日本工業大学助教。2015 年より t e c o を共同で設立。現在、東京大学、東京藝術大学などにて 非常勤講師。住宅や福祉施設の設計、まちづくり、アートインスタレーションを手がけるなかで、仕 組みや制度を横断する空間づくりを試みている。主な作品に住宅「向陽ロッジアハウス」、訪問介 護事業所「地域ケアよしかわ」(2014)、「幼・老・食の堂」など。
http://te-co.jp