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2025
5/24

ケア×フィールドワーク実践演習①ガイダンス

講師: 渡邉五大(東京藝術大学大学院美術研究科美術教育研究室教授)
5月24日(土)は、「ケア×フィールドワーク実践演習」の初回授業でした。

この授業では、上野公園周辺の地域のフィールドワークを行い、地域の課題等をリサーチし、ケアとアートの接点を探っていきます。

そして、それを踏まえ、ケアや社会貢献の活動につながる企画・制作をグループで協働して立案し、アートを手立てとし、社会との架け橋を創っていくことを目指しています。

初回はガイダンスとして、まず担当の渡邉五大先生と笹野井もも助教から、授業の説明や美術教育研究室での活動についてお話をしていただきました。

その後、自己紹介をしてからチームに分かれ、各チームで最初のミーティングを行いました。

上野公園周辺は、いろいろな人や文化が行き交う地域です。
今年は「貧困」「外国人」「障がい」「高齢者」「子育て」「若者」という6つのテーマを取り上げ、それぞれの視点から地域の様子を調べ、チームごとに企画や制作に取り組んでいきます。

チームミーティングのあとは、東京国立博物館に移動して、博物館教育課長の鈴木みどりさんに、「東京国立博物館でのケア実践」と題したレクチャーをしていただきました。

最後には、渡邉先生から授業のまとめの話がありました。

この日は博物館が20時まで開館していたため、授業後も展示を見てまわる受講生も多くいたようです。


今年度の授業から、どのような作品や気づきが出てくるのか楽しみです。

講師プロフィール

東京藝術大学大学院美術研究科美術教育研究室教授

渡邉五大

東京藝術大学大学院美術研究科美術教育研究室教授。1967年 神奈川県生まれ。1992年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後、本学彫刻科助手、文化庁派遣芸術家在外研修員、本学彫刻科非常勤講師等を経て、2011年より神奈川県立高校教員、2019年より現職。傍ら美術家としてインスタレーション、彫刻作品を発表。近年は主に美術家コレクティブ「力五山 (加藤力 渡辺五大 山崎真一)」として活動。
越後妻有アートトリエンナーレ(2009~24)、奥能登国際芸術祭(2017,21)UNMANNED無人駅の芸術祭/大井川(2021〜24)、瀬戸内国際芸術祭(2013)、等に参加。