1966年札幌市生まれ。北海道大学農学部林産学科卒。1995年、日本映画学校映像科録音コースに入学。卒業後は、様々な現場で働きながら映像制作を続けてきた。2012年、家族の介護のため札幌に戻る。13年に淺野由美子と「動画工房ぞうしま」を設立。監督作品に短編ドキュメンタリー『八十五年ぶりの帰還 アイヌ遺骨 杵臼コタンへ』(17)、長編ドキュメンタリー『とりもどす』(19)、『カムイチェㇷ゚ サケ漁と先住権』(20)、『アイヌプリ埋葬・二〇一九・トエペッコタン』(21)など。『どうすればよかったか?』(24)が、2024年12月より全国140館余りで劇場公開されている。現在もマイノリティに対する人権侵害を主なテーマとしてドキュメンタリーを制作中。
- 必修科目
- ケア原論
2025
11/6
ケア原論13「どうすればよかったか?」解説と対話
講師:
藤野知明(ドキュメンタリー監督/映画「どうすればよかったか?」監督)
◆ドキュメンタリー ほぼ最後までの あらすじ
1983年、4人家族の家で24歳の娘が大声で叫ぶようになった。16歳の息子が両親に姉の状態を問うと「問題ない」との答えだった。息子は納得がいかず、実家を離れた。
息子は2001年から帰省のたびに家族との対話を始め、その様子をビデオ撮影する。両親は玄関に鎖と南京錠をかけて娘を閉じ込める。
2008年、父は息子の意見を聞き入れ、娘は精神科病院に入院した。統合失調症の診断が出た。娘は三カ月間入院し、南京錠が解かれた家で穏やかに過ごす。
時が経ち、母と娘が亡くなる。息子は父に「姉に対しどうすればよかったと思う?」と聞いた。
◆映像で問うたのは2点
・両親はなぜ姉の精神科受診を拒んだのか?
・玄関に鎖と南京錠をかけたことは姉にどんな影響を与えたか?
◆映像を観た時に頭の中で起きていること
・この映像はなに?
・映像+自分の記憶
・映っていないものに気づく 説明の言葉は少なく 音楽はつけない。
◆制作中に考えたこと
・我が家は失敗例
・責任を問わない。
・空気は読まない。
・映像の加害性
・聞こえない声
・存在しない問題
◆制作中の日本人問題「アイヌ先住権とは何か?」について
1983年、4人家族の家で24歳の娘が大声で叫ぶようになった。16歳の息子が両親に姉の状態を問うと「問題ない」との答えだった。息子は納得がいかず、実家を離れた。
息子は2001年から帰省のたびに家族との対話を始め、その様子をビデオ撮影する。両親は玄関に鎖と南京錠をかけて娘を閉じ込める。
2008年、父は息子の意見を聞き入れ、娘は精神科病院に入院した。統合失調症の診断が出た。娘は三カ月間入院し、南京錠が解かれた家で穏やかに過ごす。
時が経ち、母と娘が亡くなる。息子は父に「姉に対しどうすればよかったと思う?」と聞いた。
◆映像で問うたのは2点
・両親はなぜ姉の精神科受診を拒んだのか?
・玄関に鎖と南京錠をかけたことは姉にどんな影響を与えたか?
◆映像を観た時に頭の中で起きていること
・この映像はなに?
・映像+自分の記憶
・映っていないものに気づく 説明の言葉は少なく 音楽はつけない。
◆制作中に考えたこと
・我が家は失敗例
・責任を問わない。
・空気は読まない。
・映像の加害性
・聞こえない声
・存在しない問題
◆制作中の日本人問題「アイヌ先住権とは何か?」について
講師プロフィール
ドキュメンタリー監督/映画「どうすればよかったか?」監督

