1994年、横浜市生まれ。東京大学在学中に「障害者のリアルに迫る東大ゼミ」を通じて、障害や福祉の分野に関心を抱き、新卒で滋賀県の社会福祉法人に就職。ホームレスや刑務所出所者を受け止める“最後のセーフティネット”「救護施設ひのたに園」(滋賀県)にて生活支援員として従事。現在は東京でサラリーマン生活の傍ら、福祉従事者で作るZINE『潜福(せんぷく)』の発行など、福祉分野での団体運営・執筆等に携わる。著書に『よるべない100人のそばに居る。〈救護施設ひのたに園〉とぼく』(河出書房新社)
- 必修科目
- ケア原論
2025
7/28
ケア原論9「救護施設から見える風景~よるべない人たちとともに~」
講師:
御代田 太一(元救護施設 生活支援員/東京大学非常勤講師)

日本に約180箇所ある救護施設は、身寄り・住まい・仕事などを失った方々を受け入れる唯一な公的施設。ホームレスの方、刑務所出所者、依存症を抱える人、など様々な事情を抱えた方が一つ屋根の下で暮らし、ある人は1日で去っていき、ある人は数十年間暮らし続けています。そんな施設で、入居者の次の人生に向けてケア・サポートをする中で見えてくる、彼らの生い立ちや施設を取り巻く地域・社会の風景について、「なぜ救護施設で働くことにしたのか」という点についても触れながら、お話ししたいと思います。
講師プロフィール

元救護施設 生活支援員/東京大学非常勤講師