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2024
10/21

ケア原論8「誰かのマイクロハピネスをみんなの幸せに-認知症の本人とともに暮らしやすいまちをつくろう」

講師: 堀田 聰子(慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 教授)
認知症のある方の思いや体験、知恵を起点に、「認知症とともによりよく生きる未来」をともに創り出すことを目指すプラットフォーム「認知症未来共創ハブ」を2018年に立ち上げた。

要となる認知症のある方へのインタビューは、「経験専門家」である認知症のある方の願いと体験する世界、トラブルや誤作動とそれとつきあう知恵に光をあてること、デザインの専門家との協働により、楽しみながら認知症を本人の視点で知ることができる表現を大切にしている。

全国各地で100人以上の当事者に出会い、振り返ってみると、多くの方々がささやかな日々の暮らしの幸せを語ってくださっており、それが感じられる秘訣のようなものも浮かび上がってきた。

誰かのマイクロハピネスがみんなのウェルビーイングにつながる、そんな循環を考えてみたい。

 

認知症未来共創ハブ https://designing-for-dementia.jp/ 

認知症当事者ナレッジライブラリー https://designing-for-dementia.jp/database/ 

認知症世界の歩き⽅ https://issueplusdesign.jp/dementia_world/

人とまちづくり研究所 https://hitomachi-lab.com/ 

だいたいおっけー展 https://daitai-ok.studio.site/

講師プロフィール

慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 教授

堀田 聰子

京都大学法学部卒業後、東京大学社会科学研究所特任准教授、オランダ・社会文化計画局研究員 兼 ユトレヒト大学社会行動科学部訪問教授等を経て2017年4月より現職。
認知症未来共創ハブ・リーダー。博士(国際公共政策)。
社会保障審議会・介護給付費分科会及び福祉部会、認知症施策推進関係者会議等において委員を務め、より人間的で持続可能なケアと地域づくりに向けた移行の支援及び加速に取組む。
中学生の頃より、おもに障害者の自立生活の介助を継続。訪問介護員2級/メンタルケアのスペシャリスト。
日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2015リーダー部門入賞。

筧裕介著『認知症世界の歩き方』ライツ社(2021)を監修、共監訳に『コンパッション都市』慶應大学出版会(2022)、主たる共著に『ヘルパーの能力開発と雇用管理』勁草書房(2006)、単著に『オランダの地域包括ケア-ケア提供体制の充実と担い手確保に向けて』労働政策研究・研修機構 (2014)、「介護保険事業所(施設系)における介護職のストレス軽減と雇用管理」『季刊社会保障研究』(2010)(第12回労働関係論文優秀賞)等。