徳島県生まれ三重県育ち。長野県軽井沢町在住。夜間定時制高校出身。人材教育会社を経て2010年、24才で介護ベンチャー創業メンバーとして有料老人ホーム創業。「なんで老人ホームには老人しかいないの?」を元に、アーティスト、大学生や子どもたちとともに町に開いた居場所づくりを試みる。2015年デンマークに留学、幼児教育・高齢者住宅の視察、民主主義形成について国会議員らと意見交換を重ね帰国。その後東京都豊島区の元空き家をリノベーションしたゲストハウス1階にて「長崎二丁目家庭科室」を主宰、老若男女1000人以上が訪れた。2019年、家族とともに移り住んだ長野県軽井沢町にて「症状や状態、年齢じゃなくて 好きなことする仲間として出会おう」をコンセプトに「診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ」を立ち上げ、医師と共に共同代表に。町での活動の様子は第10 回アジア太平洋地域・高齢者ケアイノベーションアワード2022 Social Engagement program部門で日本初のグランプリ受賞、同年グッドデザイン賞2022受賞/審査員の一品にも特別選出。共著に『ケアとまちづくり、ときどきアート(2020中外医学社)』『社会的処方(2020学芸出版社)』。主な掲載先にAERA「現代の肖像」など多数掲載。2023年日米リーダーシッププログラム日本代表団として選出。3児の母。
- 必修科目
- ケア原論
2024
10/28
ケア原論9「表現の生まれゆく起点として、ケアの現場を捉えること」
講師:
藤岡 聡子(福祉環境設計士、診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ共同代表)
長野県は軽井沢町の南の奥地、発地にある森小屋「ほっちのロッヂ」で、人の暮らしの表現の起点をつくっています。私にとってはあらゆる年齢、症状、状態の人が行う所作そのもの、そしてケアの現場で働く一人一人も全ての人が表現であり表現者で、そうした人たちがどんな合言葉を持って出会っていくと、暮らしの心地よさが生まれるのだろうと考えたからでした。講義の中では、そうした考えが生まれたきっかけ、実践の事例、そしてほっちのロッヂで起こっている中でも特にお話をしたい点をお伝えし、皆さんが感じられたことをぜひ相互に交換ができたらと思います。
講師プロフィール
福祉環境設計士、診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ共同代表