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2024
12/2

ダイバーシティ実践論9「「Creative Ageing ずっとび」の実践 シニア世代を対象としたアート・コミュニケーションの場の共創」

講師: 藤岡 勇人(東京都美術館 学芸員)
本講義では、東京都美術館のアート・コミュニケーション事業のひとつとして、2021年4月に始まった「Creative Ageing ずっとび」について紹介します。「ずっとび」はシニア世代を対象とした事業で、いくつになっても、ずっと、美術館や美術が身近にある社会を目指し、東京藝術大学との連携をはじめ専門分野を超えた研究と実践を重ねています。特に認知症の気になる方とその家族を対象とした取組みを推進する上で、東京都美術館が拠点とする台東区の医療機関や福祉セクターとの多職種連携にも力を入れています。
「ずっとび」の事例紹介を通じて、超高齢社会に対応していくためのミュージアムの役割や、ミュージアムを拠点に生まれるさまざまなコミュニケーションやつながりについて考えます。



講師プロフィール

東京都美術館 学芸員

藤岡 勇人

ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ修士課程修了。2018年から東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻の特任助教を務め、研究者、キュレーター、映像作家として幅広く文化事業に従事。2021年から東京都美術館のアート・コミュニケーション事業にて超高齢社会に対応したプロジェクト「Creative Ageing ずっとび」を担当。ミュージアムと医療機関が連携した社会的処方の調査や認知症の方とその家族を対象にしたプログラムの企画などを行う。