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2024
5/20

ダイバーシティ実践論3「枠を壊すアートのチカラ 〜ホワイトハンドコーラスNIPPONの実践より〜」

講師: コロン えりか(ソプラノ歌手/ホワイトハンドコーラスNIPPON 芸術監督)
「聞こえないと音楽がわからないのでは?」

「見えないと写真が楽しめないのでは?」

このように質問されたら、皆さんはどのように答えますか?

多様な子どもたちと関わり、アートに向き合う中で私たちは自分たちを縛っていた「枠」、「思い込み」から自由になり喜びを共有する方法があるということを学びました。

音楽、写真、あらゆるアート表現は非日常や別世界ではなく、私たちの日常、目の前にいる人々との関わりによって、より豊かにすることができます。

アートを通して生まれる想像と創造の力は、社会イノベーションを起こす原動力になるのではないかと考えています。

ホワイトハンドコーラスNIPPONのメンバーとアーティストたちの歩みをご紹介しながら、「枠を壊すアートのチカラ」について皆様と一緒に考えたいと思います。



講師プロフィール

ソプラノ歌手/ホワイトハンドコーラスNIPPON 芸術監督

コロン えりか

ベネズエラ生まれ。聖心女子大学、同大学院で教育学を学んだ後、英国王立音楽院声楽科修士課程を優秀賞で卒業。2019年東京国際声楽コンクールにて史上初グランプリ・歌曲両部門で優勝。日本ではラ・フォル・ジュルネや井上道義指揮、野田秀樹演出の「フィガロの結婚」など全国で公演。キングレコードより「BRIDGE」をリリース。イタリア、フランス、イギリスでの音楽祭出演、国内外で演奏活動を続けながら、ホワイトハンドコーラスNIPPONの芸術監督として、視覚・聴覚など障害のある子どもたちに音楽を教えている。一般社団法人El Sistema Connectの代表理事として音楽によるソーシャル・インクルージョンを目指した活動を模索し続けている。4児の母。