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2024
5/25

ケア実践場面分析演習①ガイダンス

講師: 渡邉五大(東京藝術大学大学院美術研究科美術教育研究室教授)
5月25日(土)は、ケア実践場面分析演習の初回授業日でした。

 

本授業では、本学の所在地である上野公園周辺のフィールドワークを通して、地域の課題等をリサーチし、アートとケアの接点を探っていきます。

 

今回は初回のガイダンスとして、まず担当講師の渡邉五大先生と笹野井もも助手から、授業概要や美術教育研究室の活動などについてお話いただき、その後チーム分けとチームミーティングを実施しました。

 

フィールドワークを行う拠点である上野公園周辺は、様々な人や文化が混在しています。

本授業では、そのような地域の中で「貧困層」「外国人」「障がい」「高齢者」「子育て」「若者」という6つのテーマを出し、それらを手がかりに、地域の課題をリサーチし、チームごとに企画制作をしていきます。

 

チームミーティングの後は、場所を移動し、レクチャーの時間です。

はじめに、東京国立博物館の方へ伺い、博物館教育課長 鈴木みどりさんからお話を伺い、チームごとに総合文化展を観覧しました。

次に、国立西洋美術館の方へ移動し、学芸課 主任研究員 教育普及室長の酒井敦子さんからお話を伺いました。

酒井敦子さんのレクチャー後は、渡邉先生からのまとめのお言葉をいただきました。

 

授業当日は、西洋美術館が20時まで、東京国立博物館は19時まで開館していたこともあり、授業終了後に美術館を再度訪れた受講生もいたとのこと。

 

今年度はどのような作品・学びが生まれるのか、とても楽しみです。



講師プロフィール

東京藝術大学大学院美術研究科美術教育研究室教授

渡邉五大

1967年 神奈川県生まれ。1992年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後、本学彫刻科助手、文化庁派遣芸術家在外研修員、本学彫刻科非常勤講師等を経て、2011年より神奈川県立高校教員、2019年より現職。傍ら美術家としてインスタレーション、彫刻作品を発表。近年は主に美術家コレクティブ「力五山 (加藤力 渡辺五大 山崎真一)」として活動。
越後妻有アートトリエンナーレ(2009~22)、奥能登国際芸術祭(2017,21)UNMANNED無人駅の芸術祭/大井川(2021〜24)、瀬戸内国際芸術祭(2013)、等に参加。