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2023
5/28

プログラム実践演習 ②「感覚過敏/莇平中継・フィールドワークに向けて」

講師: 菊地良太(アーティスト)
今年度は、新しいセンサリールームを提案する準備として、まず、日常にある迎え入れるかたちを探しにフィールドワークに出かけます。

フィールドワークの場所は
・自分の身の回りや、いきたかった場所に出かける
もしくは
・日比野学長が2003年から作品を展開している「莇平」という新潟県十日町市の中山間地にある小さな集落
の2つから選びます。

今回の授業はフィールドワークに向かう準備についての授業。オンラインでの実施です。
日比野学長のナビゲートによって「迎え入れられること」について講義とグループワークを行いました。

まずは、莇平で田植えが終わったばかりの菊地さんとオンラインでつなぎ、集落の中にある「ウェルカム」を探します。ここでは「明後日新聞文化事業部」という作品を2003年から展開しており、一番最初に迎え入れられた体験について話してくださいました。
続いてJFAの川瀬さんによる、感覚過敏や自閉症など、センサリールームを利用する子どもたちの感覚の特徴について、JFAでの迎え入れ方受け入れ方についてのレクチャーが続きます。
その後、受講生それぞれが感じる「迎え入れること」について話し合い、日比野学長と対話を行いました。

授業の終盤、お昼を終えた集落の方々が午後の農作業を行っているところをオンラインでつなぎ、日比野学長が今年の莇平での計画について語りかけました。

宿題は次の授業までに、「迎え入れる」形を100個みつけてくること。
受講生の探求が始まります。

課 題]
フィールドに出て、迎え入れられている・居心地の良いポイントを探し
自分に対して感覚的なもの・ことをみつけ、
写真におさめてみよう!
目標100!

写真の以外のメディアを用いる場合:
言葉でないもので集めてみよう
匂い・音(録音)・ムービー(3秒)・スケッチなど。

きっと、感じ方にグラデーションがある。
完全にいい感じなものだけでなく、いい感じだけど部分的に嫌なところもあるものもおさめてみよう。
複数のフィールドで探してもOK。 行ったことがないところでも、家の中でもOK

講師プロフィール

アーティスト

菊地良太

1981年千葉生まれ
フリークライマーとしての独特の視点を美術表現へと変換させ、都市や風景に内在する様々な領域や境界線を可視化させる作品を発表している。

2022 icon contemporary photographyⅡ AXIS Gallery(東京)
2022 SIDE CORE 「路・線・図・Ⅱ」Gallery Trax (山梨)
2021 北アルプス国際芸術祭2020-2021 (長野)
2019 「尊景」鉄道博物館 (埼玉)
2018 「そとのあそび展〜ピクニックからスケートボードまで〜」
      市原湖畔美術館(千葉)