アジア代表日本2022「WORLD PEOPLE CUP」でつくられたすべての作品を紹介します!

「WORLD PEOPLE CUP」は「アジア代表日本2022」で始まり、天草、DOORなど各地で行われました。制作された全ての作品を紹介します。

 

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【アジア代表日本2022「WORLD PEOPLE CUP」】
|総合演出:日比野克彦
|ワークショップアーティスト:布下翔碁
|主催 :「アジア代表日本」実行委員会
 
「WORLD PEOPLE CUP」
アジアの国々をイメージ・テーマとしたCUP(器)=「想いが宿るモノ」を、太宰府で採れた粘土と天草の磁器土で制作しました。人は「心が入っている器」と捉え、CUP(器)を「想いが宿るモノ」とし、ワールドカップアジア最終予選に参加した46か国が、自国の文化を携えて世界に向かう気持ちを、優勝杯という形で表現しています。このワークショップは8月1日から9月4日まで太宰府天満宮で開催され、参加者それぞれの想いが込められた623個のCUPが制作されました。太宰府市で始まったこのワークショップは、その後東京藝術大学や天草市など、多くの地域で展開されていきました。制作されたCUPの一部は、12月15日に竣工予定の国際交流会館(東京藝術大学/上野)に「変化するパブリックアート」として設置されます。
 
「アジア代表日本」とは
「アジア代表日本」は九州・太宰府の地が日本におけるアジアの玄関口であったという地理的、歴史的なことを背景として2006年に生まれました。 「アート×スポーツ=コミュニケーション」をテーマとし、FIFAワールドカップが開催される年、つまり4年に一度、太宰府を中心にこれまで活動してきました。2022年はFIFAワールドカップカタール大会が開催され、日本はアジア代表として7大会連続で出場することになりました。 「アジア代表日本」はサッカーを文化として応援する市民参加型のアートプロジェクトを展開し、アジアの文化を多くの人々と共有してワールドカップを迎え、「文化」を「サッカー」を「九州」を盛り上げていきたいと考えています。

 

ワークショップアーティスト:布下翔碁

東京藝術大学の博士課程に在籍中、同大学漆芸研究室で研究生として漆について学んだ経験から、焼物と漆の技術や知識が融合した表現活動を行なっている。近年では、博士学位論文で自身の技法を「陶𡑮」と定義することで、より焼物と漆が混じり合った作品へと展開している。一方で、伝統工芸とアートプロジェクトが相互に作用した表現活動によって、現代の多様化し複雑化し続ける社会の抱える問題に、新たな視点からのアプローチを試みている。