2022年度の「ドキュメンタリー映像演習」では、プログラム実践演習で実施された「センサリールーム
(感覚過敏や自閉症などで、大きな音や人混み、強い刺激を苦手とする方やそのご家族が、安心して試合
を観戦できる部屋)プロジェクト」のテーマを起点とし、感覚過敏などの特徴がある人の声を届け、社会の
ユニバーサルデザインが変化する契機となるようなドキュメンタリー映像の制作を行いました。
その一環で、社会人と学生の混合チームの1つが、橋口亜希子個人事務所・公益財団法人交通エコロジー・
モビリティ財団と協働して1つの映像作品を作成し、2023年に完成を迎えました。
「ハルの世界 〜感覚過敏のぼくが電車に乗るまで〜」
Youtubeにて公開を開始しましたので、是非ご覧ください。
この映像は、藝大生と社会人が「アート×福祉」について一緒に学ぶ1年間プログラム、
東京藝術大学「Diversity on the Arts project」(通称DOOR)の授業の一貫で制作した動画です。
音や光などが苦手な感覚過敏の特徴がある人が、公共交通機関利用の際どのような困りごとが
あるのかを伝えるためリサーチから脚本、撮影録音、キャスト、編集まで、全てを学生自ら行いました。
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
出演
ハル:白川深紅
母:吉川加奈子
姉:杉田碧
駅員:山城浩平
ハルの友達:島村凛
駅の通行人:吉田哲朗・澤田大輔・竹島恵子・橋口亜希子・森内康博・齊藤圭介
・北沢美樹・酒井和泉・タオリグサリナ・平田麻利子
音楽:島村凛・杉田碧
カメラ:山城浩平・白川深紅
サウンド・録音:島村凛・杉田碧
題字:酒井和泉
スクリプト:タオリグサリナ
編集:島村凛・山城浩平
助監督:吉川加奈子・平田麻利子
絵コンテ:山城浩平
監督・脚本:酒井和泉
撮影機材協力:株式会社 らくだスタジオ
協力:国土交通総合政策局バリアフリー政策課
制作指導:森内康博(株式会社 らくだスタジオ)
制作:東京藝術大学美術学部DOORプロジェクト
企画・監修:橋口亜希子個人事務所
制作:公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団・東京藝術大学DOORプロジェクト
著作:東京藝術大学DOORプロジェクト・橋口亜希子個人事務所・公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団