第8回定例会 大森クラフトビール&房総アート

NEXT DOOR 世話人

開催日:2021年1月23日(土)

NEXT DOOR第8回定例会は、待望の1期生2人を迎えて地域での活動を紹介いただきました。

 

1期生町田です。DOORで学んだことや地域で感じたことを元に、福祉とは一旦かけ離れて見える大森山王ブルワリーという「クラフトビール」事業を主に行っています。

最初のきっかけは自分の子どもたち世代に、まちの中で楽しいことを通じて学びや体験を提供できないかということでした。その中で「まちづくり」ではなく「みちづくり」をする必要があると感じました。
そこで個々の関係を築くために、広く普及した参加ハードルが低いビールでありながら、当時多様性にシフトチェンジをした「クラフトビール」をうまく媒介にできないかと考えました。そして、自分たちのビールではなく、「まちのビール」を目指し活動を続けることで、少しずつ地域でも認識されるようになってきました。

「このビールに関わったことで、ちょっとまちでの生活が楽しくなった」、そんな大人が増えることで、子どもたちにも還元されていくような活動を今後も続けたいと思います。(1期町田)

 

1期生こまちだです。アート×(福祉+教育=人)の活動を学生時代から続けています。DOORでの学びではこれまで不明瞭だった点を知り、より深く広く福祉の現場の声を伺うことが出来るようになりました。また、「イロハネ」というワークショップ仲間との出会いもありました。

現在はたまあーと創作工房(株式会社いろだま)という教室運営と、出張授業として12カ所の教育・福祉事業所でのお仕事や、千葉県内の教育や福祉をアートで結びつけるプロジェクトにも関わっており、DOORでの学びが大きくつながっています。
令和2年度から千葉県障害者芸術文化活動支援事業に関わり、令和3年度は株式会社いろだまが事業を受諾し、千葉アール・ブリュットセンター「うみのもり」の責任者として動きます。

アートで作られた扉からふりそそぐ明かりはまろやかに豊かに人を変えます。これからも彩りを膨らませ、進みます。(1期こまちだ)

 

日々の暮らしを紡ぐ地域での、人との関係性から広がった活動は魅力に富んだものでした。「皆さんのそれぞれの活動のヒントにして欲しい」との2人の登壇者の想いを受け止め、ブレイクアウトルームの時間では各々の活動を振り返りながら対話を重ねることができました。(世話人川原)