第12回定例会 「URaKIDo(裏木戸)」と「こどもハッシン!プロジェクト」

NEXT DOOR 世話⼈

開催日:2021年5月22日(土)

NEXT DOOR第12回定例会では、4期生独自のつながりと活動についての報告が行われました。

4期は一年を通して授業のほとんどがオンラインとなり、一度も直に顔を合わせることがないまま修了式を迎えた仲間が多くいました。せっかくのご縁だったはずなのに、このままつながりが無くなるのは勿体ないと、今からでも各々の人となりを感じ、活動を共有して連携をする場として、「URaKIDo(うらきど)」が立ち上がりました。
この愛称には、「U=You R=are a KID=子供のような好奇心で夢を持ちいろいろな活動を企もう!」、「裏木戸=秘めた想いを大切に、出入り自由で!」という4期生の願いが込められています。

 

4期生中畝です。NPO法人レスパイト・ケアサービス萌(主に重い障害のある子どもたち専門に訪問看護師とヘルパー派遣事業を行う)で代表を務めています。

横浜市立東俣野特別支援学校PTAの有志により、医療的ケアの必要な重症心身障害の子どもたちとその家族の様子とその思いを多くの方々に伝え、理解を得たいと発足した「こどもハッシン!プロジェクト」萌の利用者がこのプロジェクトのリーダーであることから、是非応援したいと4期生に呼びかけ、「URaKIDo」の活動の一つとして関わりが始まりました。

昨年度受講した講義の中でも、多くの講師の先生方が相模原障害者施設殺傷事件について語られていました。植松死刑囚の「重度の障害者には生きる価値がない。社会に不幸をもたらすことしかできない」という発言を真っ向から否定する意味でも、重い障害のある子どもたちとその家族との交流を通し、社会に理解を深めていきたいと思っています。(4期中畝)

 

「URaKIDo」は、4月に行われた横浜新市庁舎見学会の様子をハッシン!するお手伝いと、それに伴うZoomを利用したLIVE視聴支援を行わせていただきました。動画を共有しながらの活動報告では、大きな医療機器を携えながらストレッチャーで移動する際の苦労や、ピアノ演奏を聴く子供たちの穏やかで嬉しそうな表情など、日頃意識していなければ出会うことのない場面に立ち会うことができました。

「社会を緩めることがアートの役割」という登壇者の言葉を受け、あらゆる“多様性”に応える環境作りの難しさや、逆にそこに見いだせる可能性などについて、皆でゆっくりと考える時間になりました。(世話人川上、川原)