第41回定例会 『9次元*ダイバーズ』台東区のみなさんと作る手話ショート・フィルム と語り部ナレーション

NEXT DOOR世話人

開催日:2023年11月25日(土)
 
第41回定例会は、台東区のみなさんとともに作った電子書籍の2つのコンテンツ、『9次元*ダイバーズ』の振り返りトークを行いました。
 
まずは、台東区聴覚障害者協会会長の折山さんによる「まねっこ初心者手話講習」。「僕の手の動きを真似してみてね!」とのやさしい声がけにより、「こんにちは」「ありがとう」などの簡単な手話にみんなでトライ。参加者の名前を手の言葉にして教えてくださる時間もあり、心も体もあたたまりました。「自分の名前を手話にするとこんな動きになるんだ!」「初めて知った。楽しかった」との感想が寄せられました。手話通訳は、台東手話サークルのみなさんにご協力いただきました。
 
電子書籍制作アートプロジェクト『対話篇 THE DIALOGUES OF DOOR 第2号|vol.2』では、すべての人へ対話の物語を届けるために、「手話ショート・フィルム」と「語り部ナレーション」の2つのコンテンツを制作しました。協力先の台東区社会福祉協議会から区内の活動団体へつないでいただき、台東区聴覚障害者協会、台東手話サークル、台東リーディングサービスの有志のみなさんが「なかま」として企画に参加くださいました。なかまの名は「ダイバーシティ・ダイバーズ」!みんなで話し合いをして決めました。
 
電子書籍に掲載する映像、音声の2つのコンテンツが『9次元*ダイバーズ』です。ショート・フィルムの撮影、編集、アニメーションの制作、ナレーションの録音、サウンド制作、演じ手、語り手と、全期の修了生有志による制作です。演じ手や撮影サポートにはとびらプロジェクトのメンバーが、またピアニストの島多璃音さんもダイバーズとして協力してくれました。
「語り部ナレーション」のなかま、台東リーディングサービスのみなさんからは事前取材による映像メッセージをいただきました。音だけで正しく情報を伝えるために、チームでの校正、研修、研鑽を重ねているのは「だれかの役に立ちたい」気持ちがあるからだとの体験談を共有いただきました。「読書のバリアフリー」を掲げてのご活動が楽しみです。電子書籍38ページからの、3ページに渡るなかまの「つながりリンク」は必見です。たくさんのダイバーズみんなの手により、1冊の本ができました。
 
「アート×福祉」ってなんだろう?
 
みんなのしあわせを、どうやってつくろう?
 
社会という深海に潜り、あたらしい価値観という宝をサルベージして世界へ届ける人、伝える人、それがダイバーシティ・ダイバーズです。
わたしたちの物語を読んで、聴いて、見てくれたみなさん。あなたもダイバーズのなかまです。(世話人川原)
 
協賛:株式会社セクダム
視覚障害、聴覚障害のある方、車椅子の方などへのサポートを研修に必ず組み込んでいます。私たちと一緒に働く仲間を募集しています。
助成:令和4年度台東区芸術文化支援制度