松山大学×東京藝術大学 公開講座<全7回>
当事者との対話-「ひみつジャナイ縁日」を作ろう!-

 

「アート×福祉」をテーマに多様な人々が共生する社会を支える人材を育成する、東京藝術大学Diversity on the Arts Project(DOOR)が松山大学と連携し、上人坂を中心とした道後エリアにて集中講座を行います。

 《当事者との対話ー「ひみつジャナイ縁日」をつくろう!ー》は、全7回からなる対話・実習・実践を含む複合的プログラムです。松山を中心に活動する、社会や周囲との間で違和感を感じている人々をゲスト講師として招きます。受講者はゲスト講師との対話の中からそれぞれが抱えるテーマを見つけ、チームで協働しながら「ひみつジャナイ縁日」(2020年3月14日-15日)に出展する屋台とそこで行うワークショップを制作します。縁日当日は、来場者に対話から得られたテーマや体験を広く伝えます。

 社会においては「違い」と思われている事柄をそれぞれの魅力としてとらえ、今まで交わらなかったかもしれない隣人と出会うことで社会における「障がい」の概念を見直し、共生の方法をさぐるための実践です。

★屋台のお披露目の場である、「日比野克彦×道後温泉 道後アート2019・2020 ひみつジャナイ基地プロジェクト」のプログラムの一つである「ひみつジャナイ縁日」(2020年3月14日-15日)は、障がい者、マイノリティなど、多様なひとびとが主体的に楽しめるフェスティバルです。

 

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概要

《場所》松山大学 樋又キャンパス/ 道後温泉 上人坂エリア 

《募集定員》40名程度 

《受講料》無料 

《申込締切》2020年2月7日〈金〉必着

《主催》松山大学 東京藝術大学 

《協力》道後アート実行委員会 伊予匠ノ会

 

スケジュール

<場所:松山大学樋又キャンパス H4G, H4H教室>

第1回:2月11日(火・祝) 13:00-17:30

当事者の話を聞く・チームに分かれる

第2回2月22日(土) 13:00-17:30

屋台のテーマを考え共有する

第3回:2月23日(日) 13:00-17:30

屋台・ワークショップを作る

第4回:2月24日(月・祝) 13:00-17:30

屋台・ワークショップを作る

<場所:道後温泉 上人坂エリア>

第5回:3月13日(金) 13:00-17:00

縁日の準備 屋台を組み立てる

第6回:3月14日(土) 11:00-18:00

ひみつジャナイ縁日① ワークショップを実施する

第7回:3月15日(日) 11:00-16:00

ひみつジャナイ縁日② ワークショップを実施する

 

ゲスト講師

 

 

 

 

 

 

●天野博之(松山大学大学院社会学研究科研究生)
1960年四国中央市生まれ。脳性マヒという障害を持ち、実際に障害児教育を受けた立場から障害児教育を批判的に考察。障害児教育を特別支援学校から地域の学校の特別支援学級に分散し、障害児に必要な支援を当該学級で提供すべきであると主張。病院勤務やNPO法人副理事長を経て、2019年3月 松山大学大学院社会学研究科修士課程修了。

 

 

 

 

 

 

 

 

●大鋸龍之助(松山大学人文学部英語英米文学科1年)

2000年生まれ。0歳6ヶ月の時にマリネスコシェーグレン症候群と診断される。現在、車椅子で生活している。2019年松山大学人文学部英語英米学科入学。父は画家として活躍している。その影響で絵を描くことが好きになる。中学校・高校では美術部に所属し、さらに絵に関心をもつ。大学では英語と中国語を学び、将来は海外で活躍出来る絵描きになりたいと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

●森畑裕子(松山市社会福祉協議会 地域福祉部地域支援課 地域福祉活動指導員)
1974年東京都八丈島生まれ。福祉系専門学校を卒業後、ボランティア活動推進団体に勤務。2002年に松山市社会福祉協議会に入社。清水小学校の余裕教室を活用し、設立された高齢者施設「いきがい交流センターしみず」に地域福祉活動指導員として勤務。講座や異世代交流授業のコーディネート業務を担当。持病の網膜色素変性症の症状進行と心との折り合いを付けながらQOL向上に励む毎日。2017年3月より盲導犬をパートナーに迎え生活している。

 

※ゲスト講師・カリキュラムの追加情報はWeb(こちら)にて発表予定

 

企画・コーディネート

●黒田明良(松山短期大学 教授)

2019年3月まで伊予銀行グループのシンクタンクである㈱いよぎん地域経済研究センターに勤務し、主に地域経済・産業についての調査研究や地方公共団体の総合計画策定、地域創生総合戦略づくりなどの業務に携わってきた。2019年4月より現職。専門は地域経済、地域活性化、人口問題。

 

●東京藝術大学Diversity on the Arts Project(DOOR

様々な背景を持つ社会人受講生と藝大生がアートと福祉を学んでいます。社会や周囲との間で違和感を感じている当事者や現代の福祉をより広い視点で捉え直す多様な分野の専門家などによる講義、ダイバーシティをテーマとしたワークショップを制作する実習など、芸術と福祉のにじみあう領域を拡張しながら体系的かつユニークなカリキュラムを展開しています。

田中一平、下浦真実、新妻葉子
チューター:中矢貴久(東京藝術大学美術学部2年生)

 

 

DOOR受講生による屋台

上野文化の杜・アーツカウンシル東京主催のインクルーシブアートイベントUENOYES2019 “FLOATING NOMAD”「段ボールオブジェ・サイト」

授業の一環として、周囲との間で違和感を感じる人を中心にその理由や意味について考え、パブリックな場の中でも居心地良く過ごせるような空間や、ワークショップを作っています。材料は段ボールをはじめとする身の回りのもの。「ひみつジャナイ縁日」にはDOORの受講生による屋台も参加します。

申込の際は、ハガキまたはメール (mu-renkei@matsuyama-u.jp)に以下をご記載ください。

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1 講座名:当事者との対話―「ひみつジャナイ縁日」をつくろう!― 

2 お名前

3 tel(携帯電話)

4 メールアドレス

5 年代

6 志望動機(任意)

7 欠席予定日(任意)

※受講の上でサポートが必要な方はご相談ください。 

※応募者多数の場合、抽選にて決定

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申込・お問い合わせ先

松山大学 経営企画部 社会連携課

〒790-8578 愛媛県松山市文京町4番地2

tel: 089-926-8246 
mail: mu-renkei@matsuyama-u.jp 
URL: https://www.matsuyama-u.ac.jp/

 

アクセス

<松山大学 樋又キャンパス>
〒790-8578 愛媛県松山市文京町4番地2  
▶伊予鉄 市内電車「鉄砲町」下車徒歩5分

 <道後温泉 上人坂エリア>
〒790-0837 愛媛県松山市道後湯月町 
▶伊予鉄 市内電車「道後温泉駅」下車徒歩6分