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2021
10/16

人体デッサン

講師: 伊藤達矢(東京藝術大学 特任准教)/田中 一平(東京藝術大学美術学部 特任助教)
DOORプロジェクトのテーマである「アート×福祉」の視点から、人体をよく観察し理解することを目的に人物デッサンを行いました。造形的な視点、ケアの視点などを横断し、より総合的に「人体(人)」への理解を深めることを目指します。

|日  時:2021年10月16日(土)、23日(土)24日(日)※いずれかの1日に参加
|時  間:13:00〜17:30
|場  所:東京藝術大学 絵画棟1F 大石膏室

コロナ対策をし、クラスを分けて空間に余裕をもって実施をしました。
デッサンでは木炭を用います。初めてデッサンをする人も多々な中、木炭を初めて触った人がほとんどでした。伊藤先生の画材のレクチャーから始まり、初めは、受講生同士でモデルになり、短時間で描く「ドローイング」から描くことを始めます。手が慣れてきたら、プロのモデルさんにお越しいただき、約3時間かけて1枚のデッサンを仕上げます。
授業では、みなさん長時間集中して取り組みました。
普段は見慣れているような人間の形ですが、絵に描いてみると表現することはなかなか難しく、手足顔などの形を合わせるにみな苦労されていました。介護看護でも「観察」が重要なことはケア原論でも学んだところですが、美術でも基本に立ち返ると同じく「観察」が重要なことに触れられる機会になったかと思います。

 

|授業進行
・ガイダンス、画材の使い方、デッサンの方法など(30分)
・クロッキー[3ポーズ](30分)
・デッサン(3時間)
・総評・振り返り(30分)

講師プロフィール

東京藝術大学 特任准教

伊藤達矢

東京藝術大学大学院修了(博士号取得)。専門は美術教育。アートプロジェクトのディレクションなど、多様な文化プログラムの企画立案に携わる。共著に『ミュージアムが社会を変える〜文化による新しいコミュニティ創り』(現代企画室)、『美術館と大学と市民がつくる ソーシャルデザインプロジェクト』(青幻舎)等。

東京藝術大学美術学部 特任助教

田中 一平

東京藝術大学美術学部 先端芸術表現科卒業。同科修士課程修了。
2011年より同科教育研究助手・助教を経て、2018年度より、本プロジェクトに就任。青森県八戸市「八戸工場大学」(2013年)、栃木県益子市「土祭2014」などのアートプロジェクトに参加。廃材をリユースし家具製作をする「ProjectRECON」の立上げや、金属などを用い作品の制作を行なっている。